2021年2月28日日曜日

何故、ポスト菅は石破、岸田さんでダメなのか

 

自民党は避けることの出来ない迫りくる選挙を控え、新型コロナウィルス対応での「後手」、菅総理にも関係する総務省関連の贈収賄事件、緊急事態宣言下での国会議員の不祥事、元農水相による収賄疑惑などでの政権に対する不満は内閣支持率は30%近くに下落し、さらに下落するだろう。。 

一方、二階さん率いる自民党も二階さんのイレギュラー発言、強引に推進するGOTOトラベル、親中派としての中国対策、離党しながら復党希望者をみさかえもなく自派に受け入れ勢力拡大、政権へも待望組を送り込み権力を欲しいままにしている。 

ポスト安倍では早くから菅さんを担ぎ、菅政権へ主導権を発揮したが、わがままな党運営は他の派閥に警戒感をもたらせている。古臭さを感じる政治家だ。 

こんな政権、自民党だから人気も落ちる。選挙の事前調査では40~50議席減らすのではないかと見られているが、逆に言うと今までが議席を取りすぎていたのだ。 選挙のたびに議席を伸ばす安部前総理は選挙に強いと支持を得たが、一方で候補者選びには問題があったようだ。「魔の3回生」は不祥事が多い。 

政治は新型コロナ対策、経済再生が重要課題であるが、政局はこのピンチをどう切り抜けるかだ。ポスト菅でどうイメージチェンジできるかだ。 

誰がリーダーになってもこの難局は変わらないがリーダーが国民の信を得られるかどうかは大きい。 

国民が誰が総理に相応しいと思っているのか。2021.2.22の産経、FNN合同世論調査の結果が出ている。 

それによると、河野22.4%、石破16.1%、小泉13.2%、安倍6.4%、菅。6%、岸田3.9%、枝野3.8%、この中にはいない20.1%だ。初の女性総理候補の野田さんは1.8%、いくら女性と言ってもこれじゃ無理か。 

石破さんはトップクラスの常連、現在日の目を見る場所にいないが、相変わらずの人気だ。 

河野さんは行革担当のほかにコロナ担当で日のあたる場所にいるが「俺が俺が」の感が強くないか。記者会見での発言にも先走りが見える。小泉さんも若手のホープらしいが総理としてはどうか。河野さん、小泉さんの名前がトップに出てくることで政治をどう思っているのか。人気投票ではない。 

安倍さんの名前が挙ってくるのはどうしてか。「あの悪夢のような自民政権」の張本人を未だ総理に望んでいることに驚く。その安倍政策を継承しこれと言った政策を打ち出さずに総理になったが、自分に都合のいいとこ取りの菅さんだ。「国家観がない」と批判されている。政治とは権力闘争とでも思っているのか。 

いつものことだが岸田さんはどうして評判が悪いのか。先の総裁選では最下位と思っていたら2位に付けまだ総裁の目はあると見たのか次の総裁選には出馬するという。 

安倍さんに一時は禅譲されそうになったがだめになった。求心力を落としている。地元広島選挙区では自派の幹部だった溝手さんが先の参院選で河井さんに敗れた。広島県連vs自民党本部の構図だった。次の補選では中心的役割を果たせるか。公明党の斉藤さんが出馬するという。また自民党本部との戦いだ。 

岸田さんには宏池会の復興を背負わされている。その一端を担う麻生さんの支持をどう取り付けるかだ。 

しかし、今の自民党を立て直すには石破さん、岸田さんをどう評価するかだ。石破、岸田の自民党内連立政権の可能性は無いのか。 

イメージの悪い昔ながらの権力闘争、密室での政権ではまずい。リベラル色の開かれた政権に衣替えしたらどうか。

 

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