2021年12月20日月曜日

今日の新聞を読んで(512):自民追随だけでは公明に限界

 最近の岸田政権の政策運用を見ると、公明との関係に溝ができているようだし、公明だって自民追随では限界が見えてきたようだ。自民は何故公明との関係を重視するのか。

やっぱり一番は、700万票と言う公明支持者の選挙応援ではないか。お互いに票を出し合って議席数を確保する事例が多いという、でも最近は自民党単独での議席確保が重視されている。

政策においても自民単独ではなく、公明を引き入れることにより独裁の払しょくにも役立つ。さらに、入閣で一議席確保でき、公明にとっては内閣に太いパイプを強調できる。

しかし、駆らなず氏も自民党でなくてもいいのだ。自民党が下野した時など非自民系政権にあって食い込んだ事例もあるのではないか。要は「長いものに巻かれろ」と言う感覚か。

ところが今、公明、自民の様子が違って、溝ができている感じだ。

クリーンさが公明になくなってきた。自民党と同じではないか。遠山元議員、元秘書の貸金業法違反容疑が新聞をにぎわせている。

10万円給付は公明党が選挙公約にした事案で自民は否定的だったが押されて給付になったが、5万円分クーポン券の案が批判の的になり混乱の責任は公明にもあるという。

そして、岸田政権が積極的に発言する「敵基地攻撃能力」は創価学界で慎重論が強いというが当然だろう。

また、国土交通省による建設受注データの書き換えは、GDP数値にも影響するが、自民党政権での公文書の扱いがまた批判を浴びることになる。その国土交通相が公明の指定席なのだだ。岸田総理も齋藤国土交通相も「すでに改善した」と主張しているようだが、批判は公明にも向くはずだ。

自民党にとっても公明党にとっても、この辺で持たれない関係を切ったらどうか。関係を切って2回ほど選挙を経験すべきではないか。それから以後の関係を見直したらどうか。



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