22年度予算107兆円、赤字国債20兆円、諸外国は財政赤字を対GDP比3%以内に抑えているが日本は特別でそれ以上だ。対GDPでいえば15兆円以内に抑えなければならないが20兆円を超える。
国の借金1000兆円、地方の借金200兆円、日本の借金は100兆円で対GDP比240%でこれも先進国一悪い状況だ。
それでも対外純資産は357兆円で、借金も大したことはないと意見も多い。
新たな借金の伸び率を名目GDP比の伸び率以内に抑えていればPBの黒字かも可能だが、2025年にバランスすると考えられていたが先送りになった。
対コロナもあり景気の変動も大きい。循環的財政赤字に加えて度重なる経済対策、社会保障費の増加という構造的財政赤字を抱え財政は規律派と積極派でわかれるが、今は財政出動(積極派)が威勢がいい。
参院選も控え、コロナ禍からの経済再生もあって財政出動なのだ。
ここにきて再びMMT理論が叫ばれる。
貨幣鋳造権を持っている国はインフレまではどんどん印刷してもよいという理論だ。でもインフレってどの時点のインフレかわからない。政府、日銀もそこは重要なのだ。「日銀の独立性」が叫ばれている。
今の赤字予算を国債で賄うことは「財政ファイナンス」で海外からは批判の目で見られ、国債の評価に大きく影響する。
国債下落は日本経済の混乱に拍車をかける。
財政規律を重要視する財務省と財政出動を主張する政治家との駆け引きがどうなるか。
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