2021年12月23日木曜日

統計資料の書き換え問題:問題の発端は安倍政権時のGDP500兆円から600兆円では

 

国土交通省の基幹統計データの書き換えが問題になっている。「誰が」、「いつから」、「何故」といつもの疑惑が上がって来る度に言われている問題のポイントがわからずじまいだ。これでは業務改善など出来るはずがない。

先には毎月の勤労統計不正がみつかり、平均賃金を高く見積もったようだ。 

驚いたことに統計の生データを消しゴムで消したり、本庁へ報告する資料の控えを取っていなかったり行政に怠慢が指摘される。 

諸悪の根源は安倍政権時にあるのではないか。物価は上がらず、経済成長率も欧米に比べ後れを取っている。「アベノミクス」も評価が悪い。この辺でGDPを挙げなければならないと、安倍政権はGDP500兆円を600兆円に上げると発表した。 

そのためには各省がGDPに影響を及ぼす統計資料に細工を加え、安倍官邸から評価を得ようとしたのではないか。 

「誰の指示で」「誰が始めたか」はわかっているが、一度始めたことをのちに他の人間が訂正、改善することなど官僚にはできない。決められたルールをしっかり守ることが官僚の役目なのだ。数値を変えることにより途中からGDPの数値が代わることは絶対にあってはならないことだ。 

森友事件での公文書改ざんによる民主政治の根幹を揺るがす事態になった安倍前政権だが、これを根拠に他の公文書の書き換えに何ら注意を払わなくなったのではないか。違法行為も「安倍案件」と言うことになると官僚はだまる。 

酷い暗黒の安倍政権の8年間だったのだ。

今、アベノマスクの処分が問題になっている。「マスクを配れば国民は喜ぶ」と言う秘書官の耳うちに答え、急きょマスク配布に舵取りしたが評判は悪く、不良品が15%、保管に数億円かかるようではどうしようもない。償却費を払って在庫を失くした方がメリットがあるか。

 

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