石丸さん、蓮舫さんが出馬宣言しているのに小池知事の3選出馬宣言が遅れている。「もしかして出馬しないのでは」という説まで出てきた。その悩みとして、「カイロ大卒」「自民の抱きつき」そして「神通力の低下」があるのではないか。小池さんにとってはきつい悩みである。
「カイロ大卒」は選挙のたびに話題になり、今回も当時の最側近が「カイロ大卒」の怪しい工作をしたと雑誌で告発した。信頼に足る内容だという。小池さんは今回どう出るか。選挙公報の学歴に再び記載するか、それとも記載しないか。どちらにしてもメデイアはほじくる。虚偽の内容なら記載しない方が安泰か。
「自民の抱きつき」には困ったものだ。今までの補選、静岡県知事選など選挙結果を見ると自民が推薦する候補者は落選している。15区の補選でも自民党支持を断った小池さん推薦の候補者が相当下位で落選した。
自民が推薦でもしようものならマイナスのイメージだ。ところが不戦敗を避ける自民は小池さんに抱きつく。
「神通力の低下」も大きい。先の選挙では366万票を得たと言うが、都民ファーストの会推薦も小池さんの名前だけでは求心力に欠ける。小池さんは自民党不利な選挙でも小池さんが支持することで勝利に結びついた「強さ」があった。自民に近づいたり、距離をとったりで求心力を得たが、もう限界か。
今までの選挙や都政では新しい政策を打ち出し、政治家としての資質を評価されたが、これはメデイアが作り上げた虚像ではないか。東京都には優秀な官僚が多い。目玉になりそうな政策は黙っていても上がってくる。
民主党解体時、その受け皿として小池さん主導の希望の党を設立し記者会見で発表したが、小池さんは党の名称を上げただけで実際の実務は若狭さんらが担当した。小池さんはいいとこどりの政治家なのだ。
こんな政治家は東京にいらない。東京の顔を変える時ではないか。