2025年1月19日日曜日

横行する不祥事への「第三者委員会」設置:弁護士の参加で信頼できるのか

 企業の不祥事が発覚すると必ず弁護士からなる「第三者委員会」設置し調査するという。中居さんの女性トラブル問題で記者会見したフジテレビの港社長も自らを含めて調査対象だという。第三者委員会を設置し、調査し結果は公表するという。

一方、逐次報告を受けていて全体を知っているはずの港社長が、調査対象なので説明を差し控えると、逃げの姿勢が目立った。

第三者委員会と言えば中立を保てると思っているだろうが、誰が弁護士を選ぶのか。フジが依頼するのか。依頼者を保護するのが弁護士ではないのか。

重要な点はごまかして依頼者を保護するのか、徹底的に原因究明し真実を暴き出し依頼者にこたえるのか。

弁護士も依頼者があって「飯を食う」ことができる。実際の裁判事例でも弁護士側が無理筋な弁護を繰り返しているのには驚くことがある。

コンプライアンスがある。事件の本当の背景を知っているのは社員だ。どこまで真相に迫れるか。

[後記]

弁護士を含めた「第三者委員会」と思ったが、実際は弁護士を含む「調査委員会」ということらしい。その真剣度が疑われないか。

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