2010年11月28日日曜日

菅総理 辞めないなんて、それこそ暴力ではないか

「歯を食いしばっても」、「石にかじりついても」、「支持率が1%になっても」総理の座にあってがんばるという菅総理の悲愴な決意(?)の発言が続いている。

民主党政権になってから、指導力、決断力のない政権、国益を害する政権が相次ぎ、政権交代の期待を完全に失っている。今までの世論調査では支持率が30%程度だったが、更に下落するだろう。

自分から総理を辞めない限り、居座り続けることが出来る今の国会の力関係を考えての発言だとすると、「総理を辞めない」ことは、国民に対する暴力行為ではないか。

こんな状況下で、何をやろうとしているのか。日本をどう導こうとしているのか。

事業仕分けでも自民党政権時代の政策を仕分けしていれば良かったが、今後は民主党政権の政策を仕分けしなければならなくなる。「反自民」の姿勢を取っていれば良かった時代は終わったのだ。

国会の審議を見ていても、情報の公開、説明責任は勿論のこと、国民の常識からかけ離れた感覚の政治は、「クリーンで開かれた政治」とはとても言い難い。キャッチフレーズに騙されたも同じだ。

ところで、悲壮な決意(?)でがんばろうとする菅総理のもくろみは何なんだ。

今までやってきた政策の成果が出るとでも言うのだろうか。いつまで我慢すればそうなるのか。

経済対策のために5兆円にも及ぶ補正予算を通したが、内政、外交を見渡しても、常識で考えても明るい展望は何処にも見あたらない。

35万人の民主党議員、地方議員、サポーターで選ばれた菅総理であっても、有権者から直接に信を得た政権ではない。

ここは解散・総選挙で直接国民に信を問うべきである。

注:「支持率1%担っても・・」発言の真相は、「友人から支持率1%になってもやめるな」と励まされたことを菅さんが鳩山さんに紹介したということらしい。

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