2012年8月8日水曜日

3党首会談:「法案成立後、近いうちに国民に信を問う」で合意というが

会談後記者会見する野田総理
2012.8.8 NHKニュース

午後7時半から始まった野田・谷垣党首会談の結果を注目していたが、公明・山口代表も加わった会談で合意に達した。しかし、その後の記者会見での口数の少なさが、かえって会談内容に詰めの甘さがある感じだ。

会談後の野田総理の囲い込み会見で、(1)3党合意に基づき早期に成立させる、(2)成立した暁には、近いうちに国民に信を問うの2点を確認したという。

午前中の案では「近い将来」という言葉が使われていたが、最終的には「近いうち」ということになったようだ。

この「近いうち」について、明示はされていないようだ。野田総理は、内閣総理大臣として明確にすることは控えなければならないというのが理由のようだ。

記者から「廃棄の可能性はないのか」の質問に、「早期に成立を期すこと」なので廃案になることはないとコメントした。

1票の格差については、会談では出なかった。今後の問題だという。

最後に野田総理は「先送りしない政治について議論ができた。野党として内閣不信任案、問責決議案を出さないという重い決断だ」と今回の会談を評価した。

自民党の谷垣総裁も2点の合意以外には多くを語らなかった。

ただ、「近いうち」は「近いうち」であって重い言葉で、信頼関係の上に成り立っている表現のようだ。当初の「近い将来」では、衆議院の任期いっぱいという解釈もできたが、「近いうち」ということになると、もう少し早くなったという感じだ。

特例公債法や2013年度予算案などがどうなるのか。岡田副総理が「1月解散」を打診していたという報道が流れていたが、今回の会談でそれが現実味を帯びてきたのか。

2人の間で「近いうち」についてそれぞれ明確にしなくても了解点があったのだろうが、なかなか解散の決断をしない野田総理に不信感が湧いてくることもあるのではないか。

国会審議でも、7野党から「近いうち」についての質問が浴びせられるだろう。更には3党による密室政治は民主政治を蔑にするものではないかと批判される可能性も大きい。
兎に角、訳の分からない合意で、一体改革関連法案が成案になることには納得しにくい面がある。

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