2017年10月9日月曜日

選挙の争点は:問われる日本の姿、安倍政権でどうなるのか

2017.10.9 東京での折り込み紙 
「争点は何だった」、国難突破、憲法改正で問われる日本の姿、安倍政権でどうなるのだ。

総選挙入りを前に安倍総理は「安倍政権のもと日本を守る」、「日本の未来を決める選挙」と調子の良いことを言うが、今問われているのは安倍総理の政治姿勢、「数字で見る安倍政権の成果」を主張するがどう言う未来が開けるのか。

大義のない、違憲の疑いのある今回の解散・総選挙、打倒安倍政権と野党は息巻いていたが、民進党からの離党、合流する「希望の党」の設立とゴタゴタ劇が続き、立憲民主党も設立された。希望の党は「日本に希望を」とリベラルかと思ったら、自民・安倍政権より保守で「誰が味方で誰が敵か分からない」状況を応仁の乱に似てきたという人もいる。

東京は、今朝の新聞に自民党が「数字で見る安倍政権の成果」と題する折り込み紙を入れた。

何時も改善が見られる経済指標を挙げるのが安倍自民党のやり方だ。1番の目標は消費者物価2%達成だろうが数値が出ていない。成長率も2~3%を目指さなければならないが明確にされていない。特に民主党政権との交代時の数値と比較しているが、第1次安倍内閣、福田内閣、麻生内閣の自民党政権時の数値との比較が何故、ないのか。

株価も高騰したが、政権交代時既に欧州では「日本株に安値」観が有り投資家が日本株に目標を定めるタイミングと合っただけのことだ。

円高も自民党への政権交代時、「市場にカネを流せば円安になる。そんな事ぐらい分からないのか」と選挙時自民党の候補者が有権者に煽っていた。アベノミクスで80円ぐらいだったのが100円へと円安になり輸出産業を中心に景気は好転した。しかし今は、欧米の経済状況で上下するばかりだ。

求人数、雇用も改善しているのは確かだが、要はその内容だ。サービス業が中心になると給料は安く、労働環境も悪い。生産性の向上が叫ばれるがAIに頼れない。

財政再建は先送りしたと言うが景気回復で安倍政権での税収は22兆円増と言うが、安倍政権でも借金は増えている報告もある。

好転している経済指標だけ上げるのでは不足で、「今後安倍政権で日本はどうなる」、その姿を示すべきではないか。それが安倍総理の言う「日本の未来を決める」ことにならないか。

問われているのは安倍総理の国政運営、政権の姿ではないか。「国難」とは安倍総理自身の存在ではないか。

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2017.9.27掲載

安倍総理 あなたの存在こそ「国難」である事が分からないのか

2017年10月8日日曜日

憲法改正:安倍総理! 現憲法の何処が気にくわないのか

安倍総理! 現憲法の何処が気にくわないのか。「押しつけられた憲法」「自主憲法制定」「自衛隊の存在」など安倍総理が憲法改正を推進する根拠であったが、総選挙告示を前に最近トーンダウンしていると思っていたら7日の各党党首討論会で改めて「憲法9条にシビリアンコントロールを明記」すると言い出した。

今回の解散総選挙を野党、メデイアから「大義がない」と批判されると、「国難突破解散」と銘打って少子高齢化、相次ぐ北朝鮮の挑発行為、憲法改正そして消費税増税分の使途変更などの安倍政権に立ちはだかる国難の突破策を国民に問うたことになる。

ところが民進党と希望の党との合流は政権交代の選挙と小池さんが言い出したがゴタゴタ続きの合流劇で一時の風が弱まったと見てか安倍総理は逆手にとって「どの政党に任せるか」が問われる選挙と言い出した。

そして念願の憲法改正を争点にその是非を問うことになった。

安倍さんにとってはライフワークの憲法改正だ。手続きに残っていた「国民投票法」を制定し、集団的自衛権も閣議決定という解釈改憲をやってのけた。これには法制局長官の首をすげ替えての無理押しだった。

安倍総理が憲法改正に走る要因に「押しつけ憲法」、「自主憲法制定」「外国ではしょっちゅう改正、我が国は一度もない」が上げられるが、本当にそうだったのか。日本国憲法の歴史を見直す必要があったが、今回そのチャンスがやって来た。

107日、ユネスコ・アルムに・クラブ(大学などでユネスコ活動をやっていた人たちのOB,OG会  山本章博会長)が設立30周年記念講演会を東大で開催し、それに参加した。講師は学長も経験した福島大学名誉教授の吉原泰助先生で講演題目は「歴史の中の日本国憲法」だ。副題には「恐るべき自民党草案」とでもつくか。講演内容は憲法の法理論も含め難しい内容だったが、各所にわかりやすい事例をはさみながら講演された。

先生の講演、提供された資料から安倍総理の憲法観のデタラメさが分かった。

自民党草案について、先生は憲法は国家権力から国民の権利を守る内容でないといけないが自民党草案は国家権力のために国民の義務が規定されているという。

私も自民党草案を一度開いてみたが、国家権力が国民に義務を課し自分たちがやりたい放題出来る内容で、こんな憲法が国会審議にかかり国民に提案されると思ったらゾッとする内容だった。バカらしくて全部を読む気にならなかった。

他に権威のある憲法草案があるのか。各党が作製していると言うが分からない。

「押しつけられた憲法」の考え方には私も反省できない。GHQが日本側に憲法草案作成を指示し、政府、内閣を始めいろんな団体が試案を世に問うた。政府は最終的に草案をGHQに提出したがGHQは「これでは民主政治にほど遠い」と、GHQ自ら起草に踏み切った。少人数で短期間に作成したようだ。

そのことを安倍総理は「押しつけられた憲法」と言ったが、GHQの草案でないと今のような憲法の内容にはなっていなかったし、日本側に提示されたときから国内でもいろいろ議論され、修正され、新しい国会で審議、制定された。

「押しつけられた」と言うにはチョット無理筋だ。

ところが、吉原先生が提供された資料「福島県が生んだ平和と人権の先駆者」の中で「日本国憲法の間接的起草者=鈴木安蔵」にその辺のことが詳しく説明され、鈴木先生も草案作成に当たったという。その鈴木先生らの草案がGHQに渡っていたら状況も変わっていただろう。

この資料は孫達が憲法を学ぶようになった時に見せようと大事に保管するつもりだ。

また、安倍総理は海外では憲法は「しょっちゅう改正されている」「一度も改正されていないのは日本国憲法だけだ」と訴える。

ところが先生に言わせると、海外の憲法は「しようもないことも書かれている」のでそこを削除、改正されているのだという。「日本国憲法は内容がしっかりしている」ので改正の必要がなかったというのだ。

確かに日本国憲法を見ると必要がないのは「裁判官の待遇の保障」条項ではないか。その他には見当たらない。しかも改正する事など考えていなかったように手続きがはっきりしないのだ。世界一硬性憲法なのだ。

今回の選挙では自民党、維新の会、日本の心が改正推進、そして希望の党も議論を進める、公明は慎重派と選挙後は憲法改正の審議が進むだろう。

幣原総理は終戦直後の日本で、これから世界に執って立つには「戦争放棄」しかないとマッカーサーに戦争放棄の9条を直談判した。それから70年、安倍総理は「日本が世界の中心」輝く立場から憲法9条改正、自衛隊の存在を憲法で明記する考えを示した。

そして、「海外で戦争することはない」とも言う。しかしそんな保障は歴史を考えてもないのだ。

参考資料
福島が生んだ平和と人権の先駆者たち  吉原泰助 福島県九条の会



2017年10月7日土曜日

いい加減にしないか メデイアの煽る小池劇場

いい加減にしないか! メデイアの煽る小池劇場は小池さんが記者の質問に「含み」を残すコメントをすると、それを追いかける。もてあそばれているのではないか。小池さんのコメントがどういう意味があるのか。

今は安倍総理以上にテレビに姿を現す小池さんだが、映像、コメントの意味がない。以前、大阪市長をやっていた橋下さんが毎日記者会見する姿を思い出す。大阪市政に関係ない質問にも答えてくれるメデイアにとっては重宝する人材だったのだ。

選挙戦前で今はその役目を小池さんがやっているだけ。

小池さんは「出馬しない。100%」と言っているのにメデイアは執拗に聞く。政治の世界だから本気には出来ないのだろう。首班指名となると誰を押すのか。小池さんは含みのあるコメントをするので、メデイアは自民の石破さんか、野田聖子さんを想像する。でも選挙結果次第ではないか。

「しがらみのない政治」を掲げるが、公認争いではしがらみばかりだ。誰を落とすために刺客を送るとか、誰の選挙区には候補者を立てないとか、東京選挙区にほとんど関係ない人を落下傘候補にする。

民進党合流者が多いのに「希望の党」生え抜き(?)を優遇する小池色ばかりだ。

やっと昨日公約を発表したが、誰が作成したのか。急ごしらえの公約だがどうも小池さんの持論を上げただけのようだ。これに候補者が縛られては選挙後に混乱するのではないか。否、選挙戦中に有権者にどう説明するのか。

政策協定を突きつけられた民進党合流の議員がはねのけ、無所属から立候補するという。正論だ。

「都民ファーストの会」でも音喜多さんら2人が離党した。運営がブラックボックスでやっていけないという。急ごしらえの政党だからルール、ガバナンスが出来ていないのだ。必然的に小池さんの指示通りになる。

所謂、小池商店で国政を預かる政党とはほど遠いのだ。都政のそのうちに頓挫しないか。

「所謂 ユリノミクス」、小池さんの経済政策をアベノミクスとダブらせているのだろう。でもアベノミクスには批判もあるがリフレ派経済学を採用している。ユリノミクスはどういう理論(?)なのか。

消費税増税は凍結し代わりの財源は企業の内部留保をはき出させるという。金融緩和、財政出動に過度に依存しない民間の力を引き出すとも言う。これは麻生財務相が経済財政諮問会議でよく言っていたことだが、民間企業は思うように動かない。

ある経営者が言っていた。「需要があれば借金してでも設備投資するが今はそういうときではない」というのだ。消費も伸びない。将来不安でサイフの紐は固いのだ。前からそう指摘されている。

企業の儲けを如何に家計へ再分配するか。外需に頼らず内需拡大の必要性が検討されたことがある、前川レポート、21世紀版前川レポートだが、何時も失敗している要因は「家計への再分配」に企業が難色を示したことだという。正統派経済学者は「トリクルダウンは見たことがない」という。

「12のゼロ」は企業献金、待機児童、満員電車、受動喫煙、電柱などをゼロにするという。小池さんが都知事選に出たときの公約の写しではないか。

「希望の党」が国民の信認を得るのは脱小池が重要課題にならないか。それが出来ないうちは自民党に変わる保守政党ではない。

メデイアの小池劇場に煽られていたら大変な事になることを有権者は感じているのではないか。

2017年10月6日金曜日

このままでは安倍総理の「生き残り」か

安倍政権の生き残りを懸けた「国難突破」解散も、ここに来て小池さんの「希望の党」、枝野さんの「立憲民主党」とメデイアは新党ブーム(?)を煽り、政策より反安倍の動きに安倍総理は「新党ブームに何も生まれてこない。自民は愚直に政策を訴える」と正論を吐く始末だ。安倍総理自身は当初の危機を脱しこのままだと「生き残れる」と判断しているのではないか。

大義なき解散の批判に「国難突破解散」と少子高齢化、北朝鮮の挑発行為、消費税増税分の使途変更と迫り来る日本の危機に国民の是非を問うことになった。

でも民進党のゴタゴタで民進党は分裂、保守派は小池新党「希望の党」に、選別に漏れたリベラル派が「立憲民主党」を立ち上げにわかに政局は混沌としてきた。

希望の党は政策はそっちのけ、国会での陣容が固まらないままに過半数を執るために233人を擁立するという。立憲民主党は東京で16人、全国で50人を擁立だ。

一方の自民党は、安倍総理の責任論が浮上するのは自公で244議席、安倍総理退陣は233議席という。5060議席減を覚悟しているのか。

小池新党「希望の党」が小池一辺倒のガバナンスに欠け、運営がブラックボックスになっている状況が分かるに従い国民の信用を落としている。特に「排除の論理」は小池強権を印象づけた。戦略ミスは大きい。

政策はどうなっているのか。6日午後、テレビニュースが小池さんの会見を伝え、政策が明らかになった。タブーにも挑戦するという。消費税増税は凍結、不足分は企業の内部留保に課税しはき出させる。原発はゼロで政権が変わる度に方針が変わってはまずいので憲法に明記するという。PBは改善し、金融緩和、財政出動に過度に依存しない民間の力を引き出すユリノミクスを採用する。そして企業献金、待機児童、満員電車、受動喫煙、電柱などをゼロにする「12のゼロ」を発表した。

憲法9条は議論を進めるらしい。

財源などを考えれば民主党政権で失敗した大風呂敷のマニフェストを広げたことにならないか。あるいは過半数など取れないのだからここは一発と言う事なのか。

これで明日から議論が広まるか。今日の新聞に面白い記事が出ていた。立憲民主党のツイッターのフォロワー数が開設3日で13万を超え、自民の11万を抜いた。希望はたったの4000件だ。勧善懲悪の好きな国民だ。立憲民主党は良い人、希望の党の小池さんは悪者と言う事になったのか。

前原さんや「希望の党」の候補者が熱望していた小池さんの「衆院出馬」を小池さんは否定した。「100%無い」と言うが専門家は信用していない。公示日までの数日で変わるかも知れないのだ。

しかしこう言う状況で選挙戦が始まれば、候補者によっては大いに迷うのだ。

私の東京3区の候補者は自民・石原宏高、希望・松原仁(旧民進)、共産・香西さんの3人になりそうだ。前回は石原さん当選、松原さん比例復活だった。ここ数回は松原さんは復活組だ。このまま民進党にいても生き残れないと「希望の党」に移った。松原さんは「リスクもあるが思い切ってリスクをとった」と新聞で言っていたが、今まで民進党で松原さんを助けた県議連中はどう考えているのか。

民進党での政策の違いをどう説明するのか。一度が街頭で聞いてみたいと思う。一方、石原さんは石原慎太郎元知事の関係で小池さんは次男も追い落とすつもりらしい。そういうことが分かれば自民党支持者は頑張るのではないか。

立憲民主党から候補者が出れば一票投じることも考えても良いが、今のままでは迷う。




民進党の終焉、一体何が悪かったのか

参議院議員を残して民進党は終わった。一時政権の座につくなど期待された面もあったが、一体何が悪かったのか。それが分からなければ小池新党「希望の党」に移った生き残り願望組の運命は見えているし、枝野さんの「立憲民主党」立ち上げに参加した者も今までのような言動、行動では先は見えている。

先行き不安な民進党では保守系議員を中心に「解党的出直し」と要求する者が多かった。今回の「希望の党」への合流崩れの分裂で本当に「スッキリした」と思っている者はいるのか。

前原さんは何を勘違いしたのか「全員合流」と言っていたが、肝心の小池さんは「さらさらない、選別します」と言った瞬間から民進党内では混乱が生じたはずだ。

一体「民進党」は何処がまずかったのか。

ことある毎の大会では「ガンバロー」を三唱して終わるが、一体感はなく、何時も保守vsリベラルの構図だ。そこに小沢さんのような人間が介在し壊していく。

保守vsリベラルの構図は憲法改正など重要案件について不一致、国会の審議でも政権を追求する姿勢が崩れ、迫力が無くなる。こういった事態を民進党党員は深く考えず自由闊達な言動を繰り返していたのではないか。

仲間同士の団結、党を守ろうとする気概に欠けた民進党員は、小池「希望の党」が合流の選別を懸けると言った時、どうして仲間を守り、全員が反対しなかったのか。合流を拒否しなかったのか。

自分さえ「生き残れる」ことが出来れば十分とするあまりにも自己的行動ではなかったか。

「希望の党」から政策協定書(?)にサインを求められ時、自分の置かれている立場を認識した程度ではないか。

民主党の評価は低い。メデイアの調査でも自民党・安倍政権を支持する理由に「他の政権よりマシ」という選択肢があり高率でチェックを入れている。

設問もおかしいと思うが、政権時のゴタゴタ感が尾を引いているのだ。

「政権交代してみませんか」は安倍第1次政権→福田政権→麻生政権と続く「たらい回し」政権、癒着政権に飽き飽きし民主党政権を選んだ。

鳩山政権→菅政権→野田政権と3年ほど民主党政権が続くが、小沢さんの存在は権力に二重構造を示し政権の力を削ぐ結果になった。そして鳩山政権では普天間基地移設で四苦八苦、最後は自らの「政治とカネ」の問題で小沢さんと一緒に表舞台から去った。

菅政権では初めての市民運動家出身と言う事で人気を得たが、3.11の東北地方太平洋沖地震、巨大津波、福島第一原発事故などあってはならない大惨事に出くわし、その対応に批判が集中した。菅さんに取っても不幸な出来事だった。自民党は菅総理の対応を批判するが、菅さんは当時、国を挙げての復旧を願って自民党の谷垣総裁に「副総理格、復興担当」で入閣出来ないかと打診したが、自民党は断ったことをどう思っているのか。

民主党政権での「たらい回し」が続く。

松下政経塾出身の野田さんが総理の座についた。「政治を前へ進める」が信条で先送りが多い中で消費税増税、政治改革などを前に進めた。安倍総裁との党首討論では「何時解散か」と問う安倍さんに「約束してくれれば明後日解散します」と答え、解散総選挙に突入した。

結果は民主党惨敗、自民党の圧勝に終わった。その後は民主党の低迷が続くが改善策は出てこない。女性初の代表として蓮舫さんが登場したが「二重国籍」が問題になったが党内では誰も擁護する者はなく辞任し前原さんに。前原さんは「今まで私も間違っていた」と反省の弁を述べ代表への支持を訴えた。

民主党の代表選で小沢さんが「私自身が変わらなければならない」と主張し劣勢だった状況を一転させ代表に選ばれたことが思い出されるが、如何にせん、民主党自体が変わっていないのだ。

そこは国民がよく知っている。政党支持率が6~7%と低迷しているのだ。
民進党〈民主党〉はいろんな党が合流して出来上がった党なので主義主張が違った集団の集まりになった。当然に皆、マチマチの自由闊達な言動を繰り返した。そこがまとまりのない「ゴタゴタ」が続く政党観が国民の間に染みついた。

それでは政権としてはやっていけないと小池さんは見たのだ。「希望の党」への合流条件に「選別」、政策協定を要求してきた。

漏れた、あるいは漏れそうな候補者が「立憲民主党」へ流れ、あるいは無所属を選んだ。

でも立憲民主党に移った人たち、候補者達も気をつけなければならない。今までのように自由で我が儘な言動は禁物なのだ。守るべきことはどういう理由があっても守り、党、仲間を助けていく姿勢が必要なのだ。


2017年10月5日木曜日

どっちの日本が良いか:保守の目指す日本か、リベラルの目指す日本か

自民党本部に掲げられた選挙本部の垂れ幕
2017.10.1
リベラルとは何なんだ、リベラルの目指す日本と、保守が目指す日本とどちらが良いか。民進党の枝野さんがリベラル系議員を集めて「立憲民主党」を設立、それに共産党も共闘する事で数合わせの強権に走る小池さんの「希望の党」のお株を奪った感じだが、保守とリベラルを政策の何処で線引き出来るのか。

民進党は民主党時代の政権を執った時から党内は保守とリベラルの政策の考え方の違いで内部抗争を繰り返し肝心な所で一致点を見いだせずゴタゴタが続いていた。憲法改正などで保守系議員は「解党的出直し」を要求し、今回の小池さんの「希望の党」との合流に動いたが、ここでも小池さんは憲法、安保観から「排除の論理」をかざし選別に走った。

選別に漏れた民進党前職などを助けるために枝野さんが「立憲民主党」を立ち上げた。保守に対抗するリベラル政党だ。

私が学生の頃は保守vs革新で自民党に革新政党の社会党や民社党、共産党が対峙した。そして革新政党は労働者、貧しい国民の見方だ。労働者の権利を訴え労働組合などが支援団体だが政権の座は自民保守党だ。

一時、社会党が連立政権に参加し村山さんが総理の座についたが、その時社会党は政策を大きく変え政権を担ったが、その後社会党は凋落の一途をたどった。従来から執ってきた政策を政権につくために変更することが致命傷になった。

労働者、国民の信頼を落とせば政党の存在価値はなくなる。一部革新系議員は民主党結党に参加した。

しかし、自民党が長期政権を維持できたのは、自民党内にもリベラルな考えを持った議員の存在が政策のバランスに大きく影響しているのだ。今は、安倍一強と言われリベラル系議員がおとなしくなっているが、保守リベラル系とも言うだろうかポスト安倍を狙う岸田さん石破さんや、閣僚でありながら野田、河野さんが存在感を示しだした。

民進党議員が次次に「生き残り」をかけて小池新党に流れる状況から前原さんはこのままでは民進党は沈没すると思ったのか、小池新党「希望の党」との合流を狙ったが「全員合流」は果たせず、残されたリベラル系議員らが枝野さんの「立憲民主党」に集まることになった。

このことから小池さんの戦略ミス、前原さんの重大局面での指導力の欠如があからさまになった。

5日のテレビニュースも小池-前原会談が行われたことを伝える。小池さんは衆院選には出馬せず、都知事に専念するという。そうなると首班指名などでどうするかが問題になるがチャーターメンバーと相談すると小池さんは発言していた。告示を目前にしても大事な事が決まっていないのだ。

ところで自民党、希望の党、立憲民主党の政策で保守とリベラルの線引きをするとどうなるのか。

朝日新聞(2017.10,4)に「3党の主な主張と連携相手」に出ていた政策を比較してみた。

    政 策     自民党     希望の党    立憲民主党
憲法・安保    ○       △       ×
        改正目指す   議論を進める   改正反対

    消費税     〇       ×       ×
           10%目指す  凍結

    原発      〇       △       ゼロ
            再稼働    2030年ゼロ

    政治理念    進歩を目指  寛容な改革    立憲、法の遵守
            す保守政党  保守政党     国民が認め合え
                            る社会

自民党は何時も保守で政策を進めようとする。安倍政権のやり方を見ると日本の姿として理想とは言えないが、後に続くであろう石破、岸田さんの政権を考えると保守系リベラルとでも言うのか。

小池新党は安倍政権の出来ないことを目指して行くチャレンジャーという。理想は良いとしてもリーダーの小池さんには不安が残る。信用できるのか。
枝野さんの立憲民主党はリベラルそのものの政党と思われるが、リベラルにも問題があるのだ。

今、購読している「「西洋」の終わり」(ビル・エモット 日本経済新聞 2017.7)にリベラルに関する記事が載っている。

自由主義(リベラリズム)は多数の国で気に入られ自由と幅広い機会によって好循環が生まれ、物事が創出され制約の少ない生活によって繁栄、安定、安全がもたらされる。社会の信頼と資源が生まれ更なる発展が可能になるという。

しかし、近年市民の期待に応えていないと言うことで攻撃されている。公共性、繁栄、安全が危うくなっているのだ。

ところがこの理念は紛らわしい表現でもあると言う。リベラルという言葉には「税金を無駄遣いして甲斐性の無い市民を甘やかし、市場をゆがめるという含みがある侮辱表現である」と一部のアメリカ人がいっている。

しかし重要な事も含まれている。リベラリズムのリベル・・つまり自由は個人にとって望ましい結果であり自由な個人が集まって暮らしている社会の状態を表している。そんな社会は中央の1つの知能に指揮されているのではなく、参加している人々の希望と行動の集合によって成り立っている。平等をもたらすのだという。

そういうことを考えるとリベラル政党とは枝野さんが言う立憲民主党の政治姿勢だ。

でもリベラル政党が政権につくことはないだろう。自民党の安倍一強政治は保守政党なのだが、目指す日本の姿ではない。

政策から考えると「希望の党」が保守系リベラル政党と思われるが、まだ政策がはっきりせず、ガバナンスも出来ていない小池一強の政党では心許ない。

ポスト安倍の石破、岸田政権に期待するしかないか。 


2017年10月4日水曜日

民進党合流組よ(2):「希望の党」に入っても希望はない、戻ってこい

民進党から選別でくぐり抜けた109人が1次公認された。ホットして選挙運動できると思っただろうが、小池新党にはいろいろ問題が多い。「希望の党」に入っても希望など持てない。離党し民進党の保守系政党を結成し戻ったらどうか。

210人が「希望の党」から公認を受けようとしていると言われているが希望がかなえられるのは残り少ない。

「希望の党」にいても自由な発言、行動は出来ず新しく出来たガバナンス長の監視を受け小池さんの監視下での議員活動になる。例え連立政権の可能性が出ても「希望の党」生え抜きの議員にしか役割は廻ってこない。

考えてみよ。「希望の党」が議席を得て国会で首班指名するときに誰を指名するのか。小池さんは冗談か本気か知らないが「公明党の山口さん」と言ったことが新聞で報道されたことがある。

代表が小池さんでは国会議員ではないので「小池」とは書けない。では誰にするのか。初っぱなから難問がでて来る。自民党は笑っているだろう。

都議会の運営を見ても「都民ファーストの会」では経験不足で心許ない。党内のガバナンスも欠如している。党運営も全てが小池さんの意向次第でルールなどないようだ。その証拠に「都民ファーストの会」の2人の議員が離党することになった。

この2人は確か、「旧みんなの党」の出身で小池知事誕生に大きく貢献し登庁時には真っ先に握手し歓迎したのだ。しかし、その後の「都民ファーストの会」では役職にも就けず無視される存在になったと記憶している。

小池さんのやり方は、目標達成のために最初は利用されるが、うまく行き出すと外様は無視される運命にあるのだ。

選挙が近づいても「希望の党」の役職が決まっていない。細野さん、若狭さんや民進党離党し加わった前議員がいるが、小池さんは決めようとしていない。今のところは全役を自分がやって選挙で立ち上がってきた「希望の党」生え抜きの議員で自分の息のかかった人間を登用しようとしているのではないか。

ダイバーシテイーなど格好の良いこと(意味がよく分からないが)を言っているが、そうだとしたら「希望の党」にも多様性のある人材が必要ではないか。それなのに「排除の論理」なんてとんでもないことだ。

民進党に戻れと言っても分裂してもうないが、参院議員を中心に構成されている。民主系保守政党として活動したらどうか。「希望の党」にいても国民の多様な意見を国政に反映させることは出来ないが、民進党では何とかなるのではないか。

新しく政党を作ると地方組織も必要だが民進党は既に持っている。十分生かせるのではないか。「希望の党」に移り主張を替えてまで議員を続けて恥ずかしくないか。