8日のテレビニュースが親EUか反EUかで注目されたフランス大統領選は中道・独立系のマクロン候補(65%)が極右政党・国民戦線のルペン候補(35%)を大差で破って当選したと伝える。マクロン氏は「より良い未来を築きあげていく新たなページが開かれた」と勝利宣言したが、ルペン候補の得票も増えているようでルペン氏も「歴史的で大きな結果」と自画自賛する。
今回のフランス大統領選は、アメリカのトランプ大統領、イギリスのEU離脱国民投票の結果を受けフランス国民がどのような判断を下すか注目されていた。
結果は、混乱を避けるEU重視、自国利益優先に歯止めをかけることになった。政治の継続性を選択(ルペン談)し、今後はマクロン氏の分裂との戦い、EUとの協調路線を進める事になる。
フランスの国民でなくてもルペン氏の主張である自国通貨フランの復活、グローバル化で格差拡大、低所得者、労働者の声を政治に反映させる動きには賛成だ。
アメリカで「アメリカ第一」「保護主義」を訴えるトランプ大統領、EUから強行離脱を目指すイギリスのメイ首相が祝意を伝えたという。外交辞令だと思うが今後国際舞台でどう立ち回るか。目が離せない。
どちらにせよ、行き過ぎたグローバル化には修正をかけるときだ。自国が守れなくて国際政治などあり得ない。
そして、選挙戦で与党と対等に戦える野党の存在は大きい。国民のあらゆる階層からの声を政治に反映できる国がうらやましいと思わないか。
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