2018年5月14日月曜日

今日の新聞を読んで(154):米朝会談も実質は米中朝会談の様相に


迫ってきた米朝会談にメデイアは多くの時間をかけて報道するが、当初の米朝会談も金委員長が中国の習主席に助けを求めたことから実質は米中朝会談の様相を呈してきた。

米国は非核化で「包括的合意」を急ぐが。金委員長は「段階的措置」を要求しその都度見返りがほしいと言う。急遽開かれた習―金会談で習主席は金委員長の意向を重視する考えで米国にも伝えたという。

今のところ習主席も米国の包括的合意を前提にしていると言うが人道支援、北の国民の生活を支援する事を優先しているので、それこそ金委員長が要求する「段階的見返り」だ。

金委員長は朝鮮半島の平和、安全のため「非核化」を提案してきたが本意は「金一族の体制保障」だ。そのためには核もミサイルも放棄すると言う事なのだ。

制裁解除、経済支援は北の国民より金一族の蓄財に役立つだけだ。

そうなると、北に金体制を築くきっかけになったロシアが主導権争いに加わってくる。

ついには、米vs中露の構図になり国連の活動でも分かる通り「拒否権」を持つ中露に振り回される事にならないか。

トランプ大統領も良い成果を期待しているが、そうは思う通りには行かない総論賛成、各論継続審議になるのでは。

今までの経過では日本は「蚊帳の外」と扱われているが慌てることはない。最後に助けを求められるのは日本だ。その時金委員長に譲歩を求め拉致問題解決の糸口になるではないか。

安倍総理の得意な「貢ぎ物外交」だけは止めてほしい。

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2018.5.9掲載
米朝会談の背後にトランプvs金vs文vs習、プーチンの構図有り
yamotojapan.blogspot.jp/2018/05/blog-post_90.html

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