加計問題でのキーマンである柳瀬さん、森友問題でキーマンである迫田さんへの動きは分かって来て外堀は埋まっても本丸である安倍総理、昭恵夫人へは届かないか。国会正常化に向け与党が柳瀬さんの首を差し出すことを決めた。当時理財局長だった迫田さんも複数回大阪地検の事情聴取を受けたという。
柳瀬さんは愛媛県の職員のメールで「首相案件」と言ったことが分かっているが、柳瀬さんは「記憶の限りではお会いしたことがない」と会談を否定していた。その柳瀬さんが会った事になったというのだからどういう説明になるのか。
「やっぱり会っていたようだ」「名刺を探したら見つかった」「当時の人に確認したら会っていたという」など言い訳は出来るだろうが、国民は皆知っているのだ。ウソと言うことを。
参考人招致、証人喚問のどちらか分からないが「首相案件」と言ったことを認めてどうなるというのか。柳瀬さんが、どうして「首相が関与していること」を知ったのか。安倍総理と加計学園理事長との関係で何かあったのか。
迫田さんは森友問題で国有地を格安で払い下げた当時の理財局長だが先の国会では「在任中に報告を受けたことはない」と責任回避の答弁をしていたことになる。常識で考えれば佐川さんよりも背任の罪は大きい。大阪地検でどう証言しているか分からないが逃げ切れないのではないか。
柳瀬さんが「首相案件」発言を認め、迫田さんが安倍さんとは同郷で安倍さんの友人へ便宜を図ったことを認め、佐川さんが公文書の一部改ざんを認めたとして安倍総理、昭恵夫人の本丸に届くか。
恐らく検察では無理だろう。
そこは、検察より怖い国民の判断になる。世論を高揚させ、内閣支持率を更に下落させることだ。
20%を切る内閣支持率になれば安倍総理も観念するだろう。森友問題では失敗し、国有地を買い戻すことが出来たが加計学園の新獣医学部は稼働始めた。
「動いてしまえばこっちの勝ち」と安倍総理や加計学園理事長はほほ笑みんでいるはずだ。
そんな憲政史上まれに見る安倍総理夫妻による大疑獄事件だったのだ。
自民党はそれでも未だ33%前半の政党支持率を持っている。ポスト安倍で立て直すことも出来る。自民党の常識が問われるのだ。
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