柳瀬さんの証人喚問 NHK国会中継 2018.5.10 |
特定の事業者とこのタイミングで会うことなど異例だ。「総理か誰かの指示があったのか」との質問に柳瀬さんは「総理からも誰から指示されていない」と答えた。
4月2日には1時間半も会っているが加計学園の関係者とは会ったが、愛媛県、今治市の人と会ったかは分からないという。今までは「記憶の限りではお会いしていない」と言うことだったが、加計学園関係者とは会ったことを認めたのだ。
柳瀬さんはできる限り外部の人とは会うようにしていたともいう。江田さんは「戦略特区構想で他の特定事業者と会った事はないか」「主役としてヒアリングしたことはないのか」とたたみかけると「具体的には言えないが他の事業者と会った事はある」というのだ。
江田さんは経験から「秘書官としては常識外れだ」「総理秘書官はそう言うことはしない」と言い、「会う基準は何か」と追求を続けるが柳瀬さんは「できる限りアポイントがあれば会う」という。
さらに総理と加計学園理事長が会うと言うことが分かっているのに「事前に総理に情報を流さなかったのか」と聞くと柳瀬さんは「特に耳には入れなかった」というのだ。
そこで江田さんの「総理の命も受けず、報告をしないのはおかしい」と言うことになるのだ。4月から8月まで総理などとランチをしたはずだがそんな時も一切報告はしなかったというのだ。
内閣法では総理秘書官は「内閣法理大臣の命を受け・・・・」と記されている。だから総理の命を受け加計学園の戦略特区構想事案である新獣医学部新設を推進しようと「首相案件」という言葉を使ったのではないかと疑問を呈したが、柳瀬さんは「首相」という言葉は使ったことがないという意味の発言をしていた。
江田さんの追求は当然で柳瀬さんの「命も受けず、報告もしていない」という答弁には違和感を覚える。常識で考えても「命を受け、あるいは忖度し戦略特区構想で50年も認可されていなかった学部新設という岩盤規制にドリルの刃で風穴をあけた」と言う事なのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿