安倍・加計会談はあったのか、なかったのか。加計問題で窮地にかかった安倍官邸と加計学園が言い出した「あれはウソ」が「本当はウソ」にならないか。
加計側は新・獣医学部建設のため愛媛県の職員に2015年2月25日官邸で安倍総理に会い「国際基準の獣医学部を作ると」と言ったら総理は「良いね」と応えたと情報を流し愛媛県の職員は「加計学園からの報告」という資料を作成、報告した。
安倍総理が加計理事長が新・獣医学部構想を持っていたことを知ったのは17年1月の諮問会議だと国会で応えていたのと整合しないことになる。
実際には今まで遅遅として進まなかった新獣医学部構想が15年2月25日の安倍・加計会談から急展開し進んだのだ。しかも事業者は加計学園一社という環境まで作りだしたのだ。
だから国民は「やっぱり会談はあった」と見ても不思議ではない。
ところがその会談は「ウソ」だったというのだ。
「ウソ」をついてまで加計学園、安倍官邸は何を守らなければならなかったのか。
それは多くの学校を経営する加計学園の経営難だろう。儲かっているのは岡山理科大ぐらいで千葉科学大は学生が集まらない。加計学園は新しい学校を作って補助金、交付金で得なければならない自転車操業の状態ではなかったのか。安倍総理は親友加計理事長のために職権乱用、利益誘導してまで救いたかったのだ。
従来の規制改革特区では進まないので政治的にも勢いのある戦略特区構想で突破しようとしたのだ。だから戦略特区構想も競争業者が出て来てはいけないから、いろんな条件を付けた。
政治の世界には「ついても許されるウソ」と「許されないウソ」がある。
政策決定に重要な事案に「ウソ」をつけば国民に対する背信行為だが、安倍政権では多すぎないか。
働き方改革でのデーターの不正使用、柳瀬、佐川両氏の「ウソ」証言、財務省のウソ答弁、防衛省の日報ウソ証言、こんな事は安倍総理が辞めない限り止まることはない。
こんな加計問題での加計側の「ウソ」は許されない。目論んだ安倍官邸は墓穴を掘ったことになる。
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2018.5.27掲載
安倍・加計会談は誤情報?:加計問題で安倍官邸、加計側が打ち出した打開策?
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