迫る米朝会談の背景にプーチン大統領vs金委員長vs文大統領vs習主席、プーチン大統領の構図が見えてきた。これでは朝鮮半島の非核化、安全問題も複雑になってくる。
風雲急を告げるか、米朝会談を前に動きが激しくなってきた。当初は北の「非核化」に向けトランプ大統領と金委員長のツートップ会談だと思っていたが南北会談、中朝会談そして再び中朝会談、日中韓会談そして米朝による下交渉、電話会談とメデイアは伝える。
メデイアのニュースはトランプ大統領のツイッター、「米国発・・・」、「北朝鮮発・・・」でお互いに自国の考え方に加えてけん制し合った内容も含まれ信憑性は分からない。下交渉の事務レベルも高級閣僚もその本音はトランプ大統領、金委員長しか分からないのだ。
だから難しい局面はツートップの話し合いによるが金委員長の背後に中国、ロシアが介在するようになり複雑さをますのだ。
だから下交渉で疑義が生じると金委員長は中国、ロシアとも調整しなければならなくなる。
更に金委員長が求めるのは制裁解除と経済支援だ。勢い朝鮮戦争の戦後処理が話題になってくる。そうだとすると金委員長、習主席も「対話による解決」に努力するというのだ。
こうなるとトランプ大統領の考えだけではダメで近隣各国の事情が関係してくる。そして背後に米vs中国、ロシアの構図が有り、国連安保理での世界の平和維持でも何時も拒否権を行使されうまく行かない事を思いだそう。
だから今回の米朝会談での非核化、安全保障も一気には解決しないだろう。
米国は過去の苦い経験からリビア方式で包括的合意を目指すが北は段階的に非核化を進めその都度制裁解除、経済支援を見返りとする案で、トランプ大統領は2年ほどの短期決戦、一方北は10年ぐらいのタームを考えているらしい。
一気に廃棄するのではなく、徐々に段階的に廃棄していく。こうすれば途中で公約違反をすることも出来るし、ある程度の見返りは受けていることになる。
更には、核、ミサイル保有は許されるのか、テロ国家として人権侵害をどうするのか。スパイ活動、麻薬製造、密輸などの違法行為も近隣諸国には迷惑な行為なのだ。
又、米国、日本は急いで解決を目指す必要はない。解決が遅れれば遅れるほど金委員長にとっては苦しい立場になり、譲歩に次ぐ譲歩を強いられることになる。
その時が日朝会談、拉致被害者問題にはチャンスなのだ。「蚊帳の外」ではなく無駄なカネをむしり取られる事を回避できるのだ。功を焦る安倍政権では対応は無理だろう。
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