加計学園の新獣医学部問題で、どうして安倍総理、加計理事長は「加計ありき」を隠したがるのか。愛媛県の職員が報告した新文書で加計学園が獣医学部構想を持っているのを知ったのを安倍総理は17年1月の戦略特区諮問会議としていたが、実際には15年の2月に官邸で安倍総理、加計理事長が会談したときだという。
国会で安倍総理が答弁した年月日よりも2年前だったのだ。ところが安倍総理、加計理事長は即座に否定した。
安倍総理は昨日国会で永年勤続表彰を受けたおめでたい日に愛媛県の提出した新文書はパンチを食わしたことになる。
どうして安倍総理、加計理事長共に15年2月の会談を否定するのか。認めると戦略特区構想で公平や行政に反して職権乱用、利権誘導したことになるからなのか。
だとするとこの戦略特区構想での加計学園の新獣医学部構想にはカネが関係しているのかとの疑いが出てくる。
安倍総理にとっては政治資金は必要だ。自民党トップとしてみっともない集金はしたくない。公共事業で良くやる工事費、建設費を水増しする。建設業者は加計理事長や安倍総理の関連する業者を選べばいい。水増し分を政治献金させるのだ。
一方、加計理事長は学園の運営で資金が必要だ。岡山理科大を除いて運営が厳しい。千葉科学大学などは定員を満たしていないそうだ。必然的に新しい学校を建設し交付金、補助金を目当てにしているのではないか。
だからどうしても新学部は必要なのだが今まで規制緩和特区では15年も認められなかった。そこで安倍総理という親友を利用しようとしたと考えても不思議ではない。
安倍総理にとっては政治資金、加計理事長にとっては交付金、助成金が手に入る。利権構造が分かってはまずいのだ。
野党は加計問題で関係者の国会招致を主張しているが、与党は拒否している異常事態が国会で見られる。
国会が国政調査権を使って何処まで真相に迫れるか。注目だ。
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2018.5.22掲載
加計問題で新文書:嘘つきは安倍官邸、加計だが国会は真相に迫れるか
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