2018年5月11日金曜日

新潟小2殺害事件:見直そう地域の防犯を


またまた悲惨な新潟での小学校2年生の女の子が殺害される事件が発生した。地域の防犯はどうなっていたのか。何時もその点が分からず仕舞いだが、よく調査しお互いに見直しすべきではないか。

帰宅途中の自宅から300m程離れた場所が第一の事件現場らしい。テレビの情報番組では心理学者、警察OBが出演して犯人像などを解説しているが当たっているのかどうか。

この種の事件が発生すると犯人逮捕まで必ず保護者などが付き添って登下校するようになる。

今回の現場も線路沿い、車が行き来し人通りは少ない。テレビではドライブレコーダーの映像を流すが、「通学路」としてどうかと言う気もするが、地域の特性で仕方ないことか。

私も群馬に住んでいたとき自治会の仕事として小学校の下校時の安全確保に当たったことがある。

まず、防犯ベルを持っていたのか、持っていても鳴らせなかったのか。

携帯する防犯ベルの効果はどうなのか。今、東京に住んでいて孫が海外から帰ってきて日本の小学校2年生に転入し、携帯防犯ベルをもらいランドセルに付けた。ランドセルでの手の位置がまずくて時々防犯ベルの紐を引っ張るために間違って鳴らし友達から文句を言われたという。

ランドセルに付ける付けないは本人の判断と言うらしいが、今回の事件で付けさせようと思った。

先日メデイアで携帯防犯ベルのバッテリーが暴発する事故が発生しバッテリーを交換中というニュースが流れたことがあるので、全国的に防犯ベルを使うようになっているのだろう。

「不審者に注意」の立て看板も効果がある。そういう看板が立っていたのか。

そして地域住民などで防犯への参加だ。地域の自治会が中心になって下校時の見回りをやっていたのか。群馬にいたときは自治会で班ごとに人員を出し、通学路での安全確保をした。

見知らぬ県外ナンバーの車があれば「こんにちは」と話しかける。犯罪者は声をかけられ顔を見られることを嫌う。一度声をかけたら走り去ったことがある。

今、24時間営業のコンビニが増えてきた。群馬の場合もコンビニの経営者が地域の安全確保に尽力されており中心的存在だ。夜間でも不審者の情報が警察から寄せられることもあると言う。

その他、高齢者には下校時の3時頃から散歩とか買い物に行き、周囲の見守りをやって欲しいと依頼される。

東京に来て、大田区久が原に住んでいるがある時、自治会掲示板に「「子どもの安全見回り」で買い物は午後2~3時頃に」という掲示が目についた。今頃何事だと思ったが孫が小学校、中学校に通っているので出来るだけ通学路を通って歩こうと工夫している。

朝日新聞(2018.5.11)に「こどもが身を守るために」という記事が出ていた。小さな子どもが襲われた即座に対応出来るかは疑問だが、子どもと常に話し合う必要があると思う。

塾に通い夜9時半頃帰ってくる孫に母親の娘が「どこか怖い所がある?」と聞いていた。「出来るだけ人通りのあるところを帰んなさい」とも言っていたが、駅まで迎えに行っているようだ。

子どもの登下校の安全は親と地域の協力が必要だ。決して学校の責任にしてはいけない。

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