政局の悪循環、脱安倍？：野党のゴタゴタ→自民支持→仕方ないが安倍支持？

今の政局の混乱は政界が悪循環しているためだ。野党はゴタゴタで頼りない、仕方ないから自民党支持だが、意に沿わず安倍支持になり今の混乱を招いているのではないか。

野党は希望が解体し新党・国民民主党に合流したが勢力は６０人程度で野党第二党、未だゴタゴタが続いている。仕方ないので自民党支持だ。自民党は圧倒的（？）に安倍さんが強く安倍総理支持になる。国民は「安倍総理を信用できない」、「他の内閣よりマシ」という消極的選択なのだが資質に欠ける総理ではうまく行くはずがない。

それでも北朝鮮制裁では日米、日韓、日中で会談を繰り返し外交で点数を上げる作戦だが、「貢ぎ物」外交だけは止めてほしい。

森友、加計問題ではＮＯ１，ＮＯ２の麻生さんまで財務省の不祥事を抱えるが責任を取る代わりに暴言の連続で何を考えているのか分からない。２世議員の弱点だ。

そこでで「脱安倍」の可能性があるのか。それは自民党の良心、自浄作用に期待するしかないのだ。

安倍３選阻止、ポスト安倍の石破さん、岸田さん、野田さん、河野さんがどう出るかだが、未だはっきり立場を明確にはしていない。一方で安倍さんは３選を目指し地方で支持を訴えている。

どうしてもメデイアは野党には厳しい。テレビや新聞は安倍総裁、政権与党の動きを重視する。仕方ないことだ。自民党が下野したときは鳩山、菅、野田、小沢さんが脚光を浴びた。自民党は当時総裁だった谷垣さんだけだ。

その谷垣さんも総裁選で安倍さんと戦おうとしたが幹事長だった石原さんが強引に出馬し断念するシーンもあった。谷垣さんは自転車事故で政界を引退したが未だ自民党派閥再編のキーマンでもあるらしい。谷垣さんは真面目な人材で政権に入れば政治も変わってくると期待されたことはあるがそうはいかなかった。

期待されたアベノミクスも２％物価未達、消費は伸びない。トリクルダウンで家計への再分配も出来ず、期待外れの悪循環を繰り返している。

政治も経済も悪循環では引責辞任しかない。