2020年7月14日火曜日

新型ウィルスコロナ対策(4):ホストクラブ、需要があるから供給がある、「第2波」に備え需要の抑制を

需要があるから供給があるのだ。「第2波」の危険を感じるのであれば需要の抑制が必要なのではないか。東京で新感染者数119人、夜の街関係、観劇、さらには施設でのクラスターが多発している。感染経路不明者の割合も高く、悪いことに検査で陽性が出た人間が所在不明だという。

若者に限らず、無症状感染者が自覚もなく他人に移していることになれば市中感染も進んでいることになる。

菅長官は「東京の問題」ということに小池知事は反論するが、移動禁止、外出自粛を訴えるも政府が批判すると「体調が悪い人は外出するな」とトーンダウンだ。

考えてみれば、夜の繁華街で楽しみたい、友達と飲食したい、劇場で感激したいなどの需要があるからホストクラブ、接待を伴う飲食業、劇場経営などの供給が成り立つのだ。

だから国民一人一人が「第2波」に備え「今どう行動するか」を慎重に判断しなければならないがあまりにも刹那的になっていないか。「自分は何をしても大丈夫だ」という誤った「安全バイアス」が横行し、感染者が増加しているのではないか。

需要があるから供給があるのだ。一人一人が需要を減らしていけば供給も減ってくる。そういった業種が「新しい日常」では淘汰されるのだ。

政府や自治体が休業補償し営業自粛を要請すれば税金から巨額な資金を出さなければならないが、自然に淘汰されれば財政調整基金が破綻することはない。

また、安全対策のガイドラインは守っているというが、テレビ画面に現れる除菌作業には驚く。実態は雑巾がけであって気休めでしかない。そういう状況をしっかり把握することだ。

政府は、経済再開でGOTOキャンペーン、イベント類の条件解除、出入国の制限緩和などを打ち出し事業者は多大な期待を寄せているようだが、国民一人一人が「今本当に必要なのか」を考え供給側にブレーキをかけさせるべきではないか。

小池都知事や安倍総理の責任ではない。経済は需要と供給により決まるのだ。「第2波」もそれで決まる。




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