2020年7月18日土曜日

新型ウィルスコロナ対策(5):東大・児玉名誉教授曰「東京が震源地、全力で食い止めろ」と


日本テレビ シューイチ
2020.7.19
参院予算委員会の閉会中審査に東京大学先端技術研究センターの児玉・名誉教授が参考人として出席し、「総力を挙げて責任者を明確にしトップダウンで前向きの対策をはじめよ」「そうしなないとミラノ、ニューヨークの二の舞になる」と警告した。

今のわが国の新型コロナウィルス対策はリーダーの存在が分からず、西村担当相、小池都知事が「自分パフォーマンス」でがんばっているが、トップの顔が見えない。安倍総理はどうした。

新感染者数の過去最多を繰り返し東京は293人、他の県も記録更新している。

東京では午前中に小池知事が「今日は○○○人を超えそうだ」とコメントし午後の発表でそのとおりになるパターンを繰り返す。

20~40代、そして今は高齢層に増加が見られ、検査数が4000件と増加しているのも新感染者数が増える要因だという。「感染拡大警報」のパネルを掲げて「高齢者の外出注意」「都外への不要不急の外出自粛」を呼びかけ、「夜の街」の実態調査を始めるという。

新感染者数の増加が、東京ばかりでなく他の都市圏でも増加、近県の知事を含めた連携が必要になっている。小池知事の単独行動ではダメなのだ。

メデイアの電子版とテレビニュースから児玉先生の主張を拾ってみた。

欧米に比べて東アジアに感染者が少ないのは「交差免疫」と各国が「エピセンター(震源地)潰し」をやっているためで、日本がやっているクラスター対策とは違うという。

そのためには20万件以上のPCR検査が必要で、エピセンターが発生すると一挙に検査体制を整備しているという。

確かにそうだ。韓国では宗教団体がエピセンターになったが検査を急ぎ、一挙に感染者数が急増したことを覚えている。日本では批判的見方があったと思うがこの方法がいいらしい。

東京では「夜の街」関連でホストクラブを震源とする感染が広がっている。「夜の街」関連の接待飲食業や20~30代の若者の感染が多いことを「敵」として小池知事は注意を呼びかけ、新宿区は歌舞伎町を中心にPCR検査を実施陽性率が31%と他に比べて5倍の高さだ。

しかし、児玉先生が言うような「エピセンター潰し」はやっていない。小池知事は当初ロックダウン、オーバーシュートを叫んでいたが日本では法的に対応できないのだ。

また、児玉先生は、ウィルスゲノム配列から「東京型」「埼玉型」になっているという。東京から埼玉へ、そして全国へ感染が広がっているのか。

感染ルートとしては中国から日本へ、更には中国から欧州へ、感染が拡大したのは欧州から入ってきたをウィルスだと言われていた。入国制限が遅れたことが感染拡大につながったというのだった。

しかし今、何の対策も採っていないので日本の東京を震源とする感染が広がっているのだ。

日テレ シューイチ
2020.7.19
児玉先生は、「総力を挙げて責任者を明確にし、トップダウンで対策を直ちに始めよ」そうしなければ「今日の勢いが来週大変なことになり、来月は眼を覆う事態になる」と警告した。

参院予算委員会のテレビニュースを見ていると、先生は「これが言いたかったので今日、出席したのだ」という。西村担当相は席に座ったままで怪訝そうな顔で児玉先生を見上げていた。今まで政府は専門家会議、分科会の助言で政策を打ち出しているが、専門家でここまで言及した人がいるのか。

翌日(17日)の朝日新聞を見たが、児玉先生の発言は記載されていなかった。安倍総理がショッチュウメデイアのトップ連中と会食しているが、政府にまずい記事は乗らないのだろう。

新聞ニュースでは西村担当相がバーやクラブなど接待を伴う飲食店のうちガイドラインを守っていない事業者への休業要請を検討するという。感染拡大については新宿区が源になっていることも強調した。

東京都医師会の会長も「震源地は歌舞伎町」とし、早期に2週間程度の休業要請をしたうえでPCR検査を行う必要性を訴えている。

「西村、小池は引っ込め、安倍出て来い」と言いたいところだが、新型コロナについては憲法改正ほど分かっていないので隠れているのか。それにしても憲法改正だって理解不足ではないのか。

YESMAN だけの分科会では助言にもならない。


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