雪谷高校野球部の皆さん よくやった! 試合では勝負に負けたが人生では勝ったではないか。朝日新聞(2020.7.29)の「東京欄」で高校野球2020独自大会での雪谷高校対目白研心で雪谷高校が5回コールド負けをしたという記事が目についた。
試合結果ではなく「自ら考え動く、雪谷野球実践 小関詩マネージャー」の記事だ。
私が大田区久が原に移り住んで10年ほど、高校のグランドで元気な野球部の練習、対外試合、そして朝早くから4~5人グループが登校する姿を毎日見ていたが、最近は新型コロナウィルスのために姿を見なくなった。
そんな時に高校野球の結果を目にしたのだ。雪谷高校は都立高校だが一回、甲子園に出場したことがある。街あげての応援だったようだが一回戦で敗退したと聞いているが実力のある高校なのだ。
ところが、おもしろい野球部で監督は一切サインを出さない「ノーサイン野球」を貫いているのだ。「指示で動くのではなく、今何が必要か自分で考え行動する人材」を育成しようとしているのだ。高校野球の強豪校の監督とは真逆の監督なのだ。
立派なことだ。
その教えを守った行動が小関マネージャーから始まった。今、新型コロナウィルスでマスクが不足していた時だ、他のマネージャーに声をかけマスクを作って寄付することになり、休校中に300個を作ってホームレス支援団体に寄付したという。
小関さんは「試合には悔いばかりだが、みんなと必死に駆け抜けた3年間、何一つ悔いはない」と言う。
悔いなどない、栄冠は君たちの胸に輝くのだ。勝負には負けたが、人生には勝ったのだ。この経験は今後の人生に生きるだろう。
新聞を読んでも暗い、悪いニュースばかりが目立つがスポーツ欄は勝っても負けても楽しく読める。
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