107人、124人と東京の新感染者数が100人を超えてきた。6月18日の全面解除から2週間、検査数も増えているというが増加の要因は何か。小池知事はいままで突っ走ってきたがここにきて専門家の意見を重視しているような発言をしているが、専門家は科学者(?)としても評価をしているのか、小池知事の意向に沿った判断をしていないか。
東京の専門家とはどんな組織なのか。専門家の本音と小池知事の発言にかい離はないのか。
政府の専門家会議のメンバーは政府の方針に危機感を抱き、メンバーが独自に記者会見で実情を訴えたことがある。専門家会議の意見を反映していなかったのだ。ついには専門家会議を「廃止」し18人の新しい組織を構築した。
東京の現状はどうなのか。モニタリング指標の「感染状況」を専門家はいきなりレベル2の「感染が拡大しつつある」との判断だが、何故いきなり上から2番目のレベル2なのだ。レベル3の「感染拡大の兆候」はどうなっているのか。専門家が判断できないうちにレベル2の感染拡大になったのか、小池知事が率いる都がレベル3を無視したのか。
小池知事はいつも「20~30代の若者」「夜の街関連」と口癖だったが、このコメントが都民に誤解を与えていないか。
更には、ポストコロナを考えると「経済再開」は重要な課題で事業者も「これ以上の自粛は持たない」という。東京都も政府も経済再開に軸足を移している。
小池知事もあれだけ政府をしり目に突っ走っていたのにここにきて事業自粛要請に慎重な姿勢だ。そもそも新しいモニタリング指標では基準値を作成していないので、「休業自粛要請」はせず、注意喚起と「医療体制強化」で対応しようとしたのだ。
重大局面では小池知事は責任回避を狙っているのだろう。
鳴り物入りで作成した「東京アラート」は何だったのか、「第2波の備えとして新しいモニタリング」と言うだけで責任逃れだ。
専門家は専門知識と現状分析をしっかりして行政寄りにならぬよう注意すべきだ。小池知事だからうまくいかなかったら「専門家と相談した」と責任回避するだろう。
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