地球温暖化と気候変化の予測 JGL 2007 No2より 自然影響のみ(a)と自然影響+人為影響(b)との比較 |
CO2など地球温暖化ガスの計画的削減が進むが、地球の平均気温の上昇を1.5℃以内に抑えるどころか、2.7℃上昇するとか、いくら削減をしても今世紀末までは気温は上昇するという報告もある。
一方、企業活動は東証がCO2排出市場を開設したり、環境に配慮した技術をPRするが、見せかけの環境配慮として環境NGO気候変動ネットワークから間違った印象を消費者に与えると警告された。日本よりEUの方が規制が厳しいという。
その事例が、石炭火力発電でアンモニアを混焼することでCO2を出さない技術がある。日本はエネルギー問題では問題尾が多く、火力発電を継続する必お湯があり、技術としてアンモニア混焼を提案している。
世界気温上昇の要因として、CO2人為説と自然変動説とが争われたが、日本などの地球環境シムレーションでCO2人為説が有力になり、いま世界はCO2削減に走る。一時、自然環境変動説も主張されたが今、どうなっているのか。
1981年、NASAのゴダード宇宙センターのジェームズ・ハンセンらの研究でCO2により地球は温暖化、南極の氷が解け、世界の海水面が上昇7、都市が水没、内陸部は砂漠化するというセンセーショナルな内容がサイエンスに発表された。
それをきっかけにリオデジャネイロで地球サミットが開催され、世界中から著名な政治家が集まり対策を考えた。
地球温暖化の原因究明より政治課題が先行したのだ。
この地球温暖化の理論を主導したのが大気大循環モデルで地球の気候変動の複雑な要素を単純化し効率的に試行を繰り返したようだ。パラメーターが限られているすべての要因を取り込むことが難しかった。いろんな要素を組み合わせると無限の変化があるのだ。当然にシミュレーションの信頼性に問題が出てくる。
重要なのは海洋の挙動、温暖化は局地で強くなる何故だ。海流が熱を高緯度に運ぶ熱流動メカニズムが大事という。雲の冷却効果が大きい。保温蓄積もあるし太陽熱を反射する効果もあり30%といわれている。
さらに、何時も不思議に思うのは化石中の酸素同位体の研究から昔CO2が2000ppmあったときも気温は今と同じだというのだ。
また、温暖化どころか寒冷化に向かっているというのだ。大気大循環モデルに疑いの目が必要ではないか。
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