2023年10月19日木曜日

大地震を「前兆すべり」で2時間前に予知できるとは 女性セブンが掲載

 

研究成果を伝える 女性セブン 11月2日号2023

女性セブンの新聞広告(2023.10.19)で「異変は2時間前 大地震の予兆がわかった」という広告を見てコンビニで購入した。コートダジュール大学がサイエンスに発表した論文が注目を集めているという。M7以上の90の大地震の事例分析した結果、大地震が発生する2時間前に共通する異変「前兆すべり」が発生していることを突き止めたのだ。

研究はターゲットになる90事例のGPSを備えた3000か所の位置情報を分析したという。

専門家は地震波1㎜程度ランダムに動いているが大地震の直前には大きく規則的に動くと指摘している。

後の結果になるが、3.11東北地方太平洋沖地震では2時間前に「前兆すべり」が見つかったという。しかし問題もある。今夏に結果は詳細に分析した結果である。これを即時に分析するのはGPSの精度をもっと上げる必要があるのだ。現在は1~3mだが、0.1mmの精度、超感度のGPSが必要なのだ。

GPSを使った地震予知では測量学の村井先生の「MEGA予測」があり週刊ポストで定期的の掲載されている。よく的中するというがどうなのか。最近の報告では伊豆半島と伊豆諸島で7cm以上の隆起が見つかって警告している。以前は4cmの隆起、沈降で警告を発していたが今は倍に近い数値である。

このほかに麒麟地震研究所の「電磁波」異常の観測がある。岩石破壊から発生する電磁波でノイズが生じ電波異常をきたす現象を利用か。日本海溝、駿河湾、中央構造線で異常があり、大きなノイズはM8クラスの発生を教えているのか。

FM電波異常は美香氏から報告されている。遠方のFM局が突然に聞こえることありコレデ前兆を調べるのだ。

スロー地震の発生は有名である。東北地方太平洋沖地震では北の方からスロー地震が発生、スロー地震が止まったところが巨大地震の発生源になったという有名な前兆だ。

後、石川県能登半島の群発地震の原因になっている「流体」の挙動、大気中のラドン濃度の異常、あるいは異臭の発生があげられている。以前、伊豆半島で異臭がする異常が見つかったが原因はわからずじまいだ。

万一、巨大地震の発生が2時間前にわかって警報をながせば国民は「命を守る」行動ができるはずだ。予知研究は難しい。役立つ事例はまだない。


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