今、円は150円、これを超えると政府は為替介入か。円高時の80円の時、希望する為替は110円といわれていた。為替はその国の経済力の強さを表すと言われていたが今の150円は日本経済の弱さか。
名目GDPは米、中に次いで日本は第3位、ドイツ、インドと続く。物価比較の購買力平価は中、米、インド、日本、ドイツと続き日本は経済大国ではないのか。ところが1人当たりのGDPは7位米国、19位ドイツ、26位フランス、28位イギリス、そして日本は30位だ。
ところが今、輸入物価高による生活必需品の物価高で国民生活は苦しい。一方、訪日客は「日本は安い」と高額品の爆買い、旅行日数も伸ばし消費は伸びる。
GDPは下位になるが、いったい日本の経済力は「強い」のか「弱い」のか。円安のために生活必需品が高く、個人消費は伸びない。輸出は伸び大企業も儲かっているが輸入はマイナス。外需頼みの成長は中国委や米国の経済事情に大きく影響受ける。
円安の要因に日米の金利差を指摘する。日本は0.775%に対して米国は4.5%ぐらいでは市場は円売りドル買いだ。
日本は安いのかどうか、購買力平価で比較する「ビッグマック指数」がエコノミスト誌で発表され、日本でも朝日新聞グローブ大269号でも紹介されている。
それによると2022年日本のビッグマックの値段は390円、米国は5.15ドル為替レート137.87円で換算すると710円になる。安い日本その通りなのだ。アベノミクス前後で考えると2012年7月、日本のビッグマックは320円、米は3.96ドルでレートが78.22円ではあまり変わらないのだ。
要は、アベノミクスの10年の円安政策でにほんは「まずしくなった」というのだ。アベノミクスの失敗だった。
どうするか。
量的緩和策の縮小、利上げか政府の為替介入しかないと思うが、専門家の間では貿易構造の改善が必要という。
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2023.10.3掲載
物価高、円安対策は何か:日銀の緩和策縮小、りあげが政府の為替介入か yamotojapan.blogspot.com/2023/10/blog-post_9.html
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