2011年7月28日木曜日

国民の気持ちと離反しているのは菅総理の方では

菅総理もよく言ったものだ。大震災復興特別委員会で、自民党議員から「マニフェストを撤回するのであれば、総辞職か解散に打って出るのが筋では」と追求され、「何が何でも早く解散というのは、国民の気持ちとかなり離反する」と答弁したそうだ。

菅さんが国民の気持ちを代弁するなんておこがましい。国民の気持ちに離反して居座っているのは、菅総理の方ではないか。

「退陣時期をはっきりせよ」というと、先の民主党代議士会で言ったことに真意があると言う。不信任決議案は多数で否決されたが、菅総理の曖昧な退陣表明(?)に護摩かされた結果で、決して信任したわけではない。

財源問題や大震災復興での優先順位を付けるために、2009年の民主党マニフェストの重要政策について見直しが必要になり見直しに対して岡田幹事長は謝罪会見した。政権交代のきっかけとなった公約を見直しすることになるのだから、民主党が政権についている根拠はなくなった。

国民に信を問うのは当然の話だ。

しかし、菅総理は、任期満了に伴う2年後の総選挙(衆参ダブル選挙)で良いのではないかと発言し、そこまで発言するのかと周辺は疑心暗鬼だが、菅総理は早期の解散を否定した。

メデイアの世論調査でも、内閣支持率は16%、民主党支持も下落する一方で、自民党が優勢である。

今選挙をやれば民主党は大惨敗で、菅総理だって自分の選挙区に民主党を除名された若手議員が無所属で立候補されては、不人気と相まって落選の危機である。

当然民主党は、政権を明け渡し分裂、政界再編成に動くだろう。

菅総理がこのまま居座って、何か良いことでもあるのか。居座れば居座るほど内閣、民主党の支持率は下落するばかりなのだが。

国会予算委員会などでの菅総理を見ても天井をボーっと見上げる頻度が増えたり、質問者の発言は上の空で、官僚や側近の書いた答弁書に目を走らせ、答弁ではペーパーを棒読みするなど覇気は全くない。

菅総理が国民の気持ちを重視するのであれば、早期の退陣で政治を進めるべきだ。

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