2015年11月23日月曜日

22日の大阪W選勝利の記者会見に何故、橋下さんは出席しなかったのか

22日の大阪W選勝利後の記者会見は再選された松井現知事、新人の吉村さん2人の出席だったが、何故橋下さんはいなかったのか。あんなに目立ちがり屋で今回の選挙はおおさか維新の会、橋下さんにとっては背水の陣だったはずだ。

2勝出来たと言うことは府民、市民の信任を得たことになるのだから「出席して大口をたたく機会でもあったはずなのに」と不思議に思う。

出席しなかった理由の一つに橋下さん自身の市長退任後のことを聞かれることを避けたのではないか。獲得票から見ても大勝利だったのだから次の参院選、あるいは近いうちにあるかもしれない衆院選に出るのではないかと聞かれたはずだ。しかしそれにはっきり応えることが出来なかったのではないか。

兎に角、橋下さんは言動不一致の政治家で、メデイアをして混乱させるようなことを言う。

更に、国政に出るとしても自民党とは今回の選挙で敵対関係にある。良い関係を保っているのは安倍官邸との関係だけだ。次の内閣改造で民間人として入閣の噂も出ているが、安倍政権がいつまで持つかだ。

安倍政権が良く持ったとしても3年、それ以後は政権との関係は薄弱になる。また国政政党として「おおさか維新の会」が何人の議員を確保できるのか。

中央政界での立ち位置だが、大阪で常に「東京の連中は」と批判を続けてきた。東京の連中には任せておけないと言うことだ。自民党、公明党との関係は良くない。民主党とは労組に頼っている政党では公務員改革など出来ないと批判、維新の党とは「偽物の維新」と罵倒する。

これでは孤立しかない。橋下さんの人気だって大阪では通用しても全国ではどうか。

そして橋下さんの「取り柄」(?)である敵を誰に想定するのか。中央政界で自分らしさを出すことに苦慮するはずだ。だとしたら言っているように政界から引退することだ。

新しく市長に選出された吉村さんも橋下さんが喧嘩ばかりしてきた他党との合意形成、議会対策に苦労するだろう。

確かに改革を叫ぶ希有な政治家ではなるが誤解を招くような言動だけは避けて欲しい。


0 件のコメント: