2020年1月6日月曜日

今日の新聞を読んで(321):トランプのソレイマニ司令官殺害は大統領選への戦略か

トランプ大統領がソレイマニ司令官を殺害したことで中東情勢を混乱に導いているがトランプ大統領にとっては自らの大統領選に向けた戦略の一つなのか。それにしてはイラン情勢を緊迫させ反米非難も高まり、米国にとっても何ら利益にもならないことを何故やってしまったのか。

そしてこんな重大なことがツイートで戦争の引き金になる可能性があることは21世紀に危惧されることだ。世界に影響を与える政治家は自重すべきではないのか。

新聞報道によればイラン、イラク、アメリカの抱える問題は山積しているが、事の発端はイラク北部の米軍基地が攻撃され複数の米国人が死傷、さらに在イラク米大使館も襲撃された。そこでイラン革命防衛隊の精鋭部隊である「コッズ」部隊のソレイマニ司令官を殺害したことで、イランが報復を宣言、それに対してトランプ大統領が52か所を攻撃するとけん制した。

本音は両者ともに戦争は起こしたくないのだ。

トランプ政権内もどうなっているのか。殺害計画にはほかにいくつもの案があった究極の案が殺害計画だったようだが、これに対して予想外の事態になったようだ。トランプ大統領は採用しないだろうと思われていた殺害計画を採用する想定外のことが起こったのだ。

アメリカのメデイア各紙が報じている。

オバマ政権時代も計画されたが、想定外の事態を招くと思いとどませた計画だったのだ。しかし今回は何もしなければ「弱腰」と非難されることを恐れて欠航した。大統領選がトランプ大統領の頭にはあったのだ。

ポンぺオ国務大臣も「行動を起こさない方がリスクが高まる」とトランプ大統領を擁護、サウジアラビアやイスラエルの同盟国と電話会談したというし、イランはカタール、トルコと協議するがこれに中国、ロシアが米国を非難する。

いつもの通り米vs中国、ロシアの構図だ。国連はどう動くか、解決が遠いが、エスカレートは防げるか。誰も戦争は願っていない。

0 件のコメント: