2020年1月10日金曜日

米vsイラン(1):トランプ大統領自ら危機を作り回避、これも大統領選のためか

アメリカvsイランの構図は、我々にとっては迷惑な話だが、大統領選を控えトランプ大統領にとっては重要な政策なのか。両国の緊張は今後どう展開するのか、新聞ではトランプ大統領の場当たり対応、安保理の不能が垣間見られる。

トランプ大統領の今の外交はすべて来年の大統領再選へ向けての戦略であることは間違いない。自ら危機を作り出し、戦争への拡大を自らの力で回避することをアメリカ国民に見せつけようとしているのか。

米国とイランの関係を詳細には知らないが、トランプ大統領はイランの核合意から離脱し経済制裁を強化する。経済制裁は効果がありイランの経済は悪化を招き制裁解除を求めている。

一方、世界で泥沼化する戦争を終わらせ米軍人の犠牲を失くそうと大統領選で公約した。

イランのイスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官を「世界最悪のテロリスト」と言い殺害を計画実行した。アメリカの外交官、軍人を攻撃する計画を持っていたのだ。政権内ではいくつかの計画を作成したが、この暗殺計画にはトランプ大統領は乗ってこないだろうと思っていたそうだが想定外でトランプ大統領は支持し決行したのだ。

オバマ大統領の時も計画はあったが、後が面倒と言うことで回避していたのだ。

その背後にトランプ大統領は「弱腰」を見せたくないということで決行したが、ソレイマニ司令官の殺害は大いに大統領選への戦略と受け止める。

しかし、トランプ大統領の予想に反し、イランが報復攻撃でイラクなどの米軍基地をミサイル攻撃してきた。さらにトランプ大統領は報復すると思っていたが、米国人、米軍人に犠牲者が出なかったということで攻撃を回避した。

「戦争に拡大したくない」のが米国、イランの本音なのだ。新聞報道では「反撃をしないように」というメッセージがイラン側から発せられたというのだ。

テヘランでのウクライナ機撃墜で176人が犠牲になった事故が起きた。トランプ大統領はイランが攻撃したが、誤発射だという。イランも技術的なトラブルが原因と発表した。

危機は一時的に回避できたが、火種は残したままだ。

市場では株価が大きく下落したが、すぐに戻した。何事もなかったようだがこれで大儲けした連中もいるのだ。

ところでトランプ大統領再選はあるのか。

ノーベル経済学賞受賞のクルーグマン教授はトランプ再選は世界経済のリスクだという。そうだろう、米中貿易摩擦も先送り合意で一応危機は脱したようだ。

米国の大統領選も共和党が得票率で負けても議席数は上回る選挙制度でトランプ大統領が誕生した。日本と同じだが、トランプ落選も視野に入ってこないか。

日本の安倍総理が一時取りやめが検討されたが中東危機が回避されたとみて中東訪問が実施されるらしい。トランプ大統領との親友関係、イランとも友好関係を築いている安倍政権が仲介役としての役目を果たすことができるか。前回の訪問時も期待されたが、失敗に終わった。トランプ大統領とホメイニ師を繋げるのはほとんど無理だろう。

新たな展開は大統領選後になるか。

0 件のコメント: