街頭演説する野田総理 JR五反田駅東口 2012.11.27 |
野田総理は、5つの政治課題について、「前へ進めよう」と聴衆に訴えた。
社会保障では自民党は年間2200億円カットした。維持するには年間1兆円がかさんでくるからひずみも出てくる。1兆円というと1万円札で100トンだ。
民主党は必要なところにカネをたて、産婦人科、小児科を立て直した。
消えた年金5000万件、2360万件を解明し1300万人分(1.7兆円)を取り戻した。
これからも改革を前に進める。
子ども支援では、大々的に後押しし、新児童手当に名前が変わったが、中学生までもらえるようにし、高校は無償化した。このための中退者は半減した。
会場に集まった聴衆 |
マニフェストでできなかったことは認める。ゆるぎなきものにするために一体改革に取り組んだ。現役に過重な負担を強いていたのを持続可能なものにしなければならない。
一体改革は更に前進し、みんなで支え合う。私たちに任せてほしい。
経済政策では、公共事業、バラマキは止め成長分野がどこにあるのか見直しをする。成長分野として「中小企業」を更に後押しする。
柱を定めて成長をすすめるのだ。どこに需要、雇用があるのか。企業収益を雇用につなげる。
失業率も5.4%から4.2%に改善している。バラマキでなく、種まきを私たちに任せてほしい。
エネルギー政策も前に進めるのか、後退するのか。
54基の原発で30%の原発依存だった。すべてゼロにするのは現実的でない。将来はゼロにしたいのが国民の声だ。2030年代にゼロを目指す。
原発を前に進めるのか、脱原発か。将来はゼロを目指す。
外交、安全保障では、平成21年に補正予算を組んで、6800の離島を守った。排他的管理水域は世界で6番目、体積で言うと世界で4番目、無名の島には名前をつけた。
国益に関することは、毅然とした態度で臨む。大局感を持って、外交、安全対策を進める。
冷静さを持って着々と前へ進める。
「隗より始めよ」だ。定数削減、脱世襲を先頭に立って前に進める。
野田総理の演説を聞いていると、謝罪はない。すべての政策で、「前に進める」と言う。野田民主党のキャッチコピーだ。
古い自民党時代に戻すのか、「前に進める」民主党に任せてもらうのか。ここが野田総理の訴えたいところなのだろう。
300人ぐらいがJR五反田駅東口に集まった。野田総理の街頭演説ではなく、松原前議員の応援演説なので、冷静な演説に終わった。自民党の政策をどう批判するのかと期待していたが、この点は残念だった。
「頑張れ」の声もかかっていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿