2012年11月12日月曜日

「近いうちの解散」の時期:野田総理曰く「ウソをついたつもりはない」

解散時期について野田総理は「ウソをついたつもりはない」と言う。12日、久しぶりの国会審議をNHK中継で聞いた。予想通り自民党は、「近いうち解散」の時期について野田総理、岡田副総理を追及した。田村議員は「近いうち解散」の条件の中に「とりあえず」という文言があることで「もっと他に条件があるのか」という意味の質問をしていた。

野田総理が解散への環境が整う条件として、特例公債法、1票の格差問題での選挙制度改革、社会保障と税の一体改革での中身を検討する国民会議の立ち上げをあげていたが、「とりあえず」という文言があったため、なかなか解散を言わない理由にもっと別の条件があるのかと追求したのだ。

岡田副総裁は、「3つの課題を基本に、環境が整備されたと総理が判断したとき」だと言う意味の説明をした。

田村議員は「谷垣総裁、国民にウソをついたのか」と詰め寄った。

野田総理は、野田ー谷垣総裁の会談では「近いうち」とだけ言ったが、野田ー安部会談で「とりあえず」3つの条件を上げ、環境が整備された時と言ったそうだ。

そして、「ウソをついたつもりはない」と弁解した。

メデイアはしきりに年内解散の見方をするが、解散時期について心の中を明かさない野田総理なので、国会では解散時期については不明朗のままだ。

田村議員は、解散が遅れれば遅れるほど「ウソつき解散」で人気はどんどん落ちると指摘し、一体改革の中身を決める国民会議の立ち上げは解散の後で決めればいいのではないかと人選でもめたら解散が後になると早期の解散を要求した。

この国民会議の人選は一体改革の内容を決めるもので、民主党政権にとっては政権公約との関係もあって、できるだけ民主党の掲げた政策をねじ込みたいようだ。

そこが大きな問題で、3つの条件を整えるのも大変なのだ。有識者、学識経験者の選定も野党との協議ができなければ民主党が決めるとまで野田総理は言う。

解散時期については、今日の国会審議は平行線のまま終わった。





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