7月の都議選での小池知事vs安倍・自民の戦いが面白くなってきた。「生き残りをかけた烏合の衆」か、「支持者を信じる自民」と言う構図か。安倍総理は自民党都連の決起集会(?)で「都民ファーストの会」を烏合の衆と言い、こんな政党に任せて良いのか問いかけた。
劣勢の民進党からは離党者が絶えない。都連幹事長も離党してしまった。民進党のままでは都議選を戦えなく、勢いのある小池新党に鞍替えして生き残りをかけるのだ。
都民ファーストの会もなかなか良い候補者は見つからないようだ。元、前議員、タレントなど名前が挙がっていたが新鮮味はなく、選挙資金はないので勢い名前の知れた人材を選ぶことになる。
世論調査では「今、都議選があるとどの政党を選ぶか」との設問に20%の人が「都民ファーストの会」と言う一方で「都民ファーストの会を支持するか」との設問では2%が答えた。
小池頼りの歪な政党だ。
自民党も安泰ではない。自民党を離れ「都民ファーストの会」、小池寄りの姿勢を見せる。恐らく支持者の意向があるのだろう。今は自民党支持者だった人も小池支持だ。後援会の了解は取っての行動だろう。
一方、自民党に残る議員は日頃の活動で支持者を捕まえているだろうが、選挙はやってみなければ分からない。対抗馬次第では憂き目を見ることにもなる。
公明も創価学会の婦人連中は小池支持だろう。連立与党を組んでいるとは言え、今の安倍政権の動きは嫌いだろう。小池さんもまだ自民党議員だが「改革」の姿勢を崩さないことを共感している。
山口さんも自民党都連の大会に招待されたとしても易々行く気にはなれない。それ相当の理由を付けて断っている。
自民党はここに来て、公明党なしでも戦い抜くと言っている。見たいものだ。公明党の協力がなくては勝てない政党では覚束かない。
今回の都議選は小池さんの「都民ファーストの会」がある程度がんばるだろう。しかし次に都議選では分からない。消滅しているかもしれない。
国政に参入出来るかどうかは所属議員の質の問題だ。そして地盤をどう固めていくか。
日本新党が弱体で終わったのは地方の組織力がなかったことではないか。「風」がどっちに吹くかはリーダーが常に新風とリーダーシップを発していないと忘れられる。
自民党のポスト安倍、小池旋風がいつまで吹くか。
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