2017年4月23日日曜日

何故、安倍総理は強くなったのか,否強そうにしたのか

何でこうも安倍総理は強くなったのか、否強そうにしたのか。自民党幹部、官邸の側近連中は忖度し安倍支持だ。夫婦二人三脚での森友学園疑惑事件、安倍人脈が絡む加計学園疑惑事件は安倍政権規制緩和大疑獄事件と思うのだが内閣支持率は余り動かない。

安倍総理の事はいろいろ言われている。

学歴は私立大学(特に差別しているわけではない)、民間企業勤務経験などがあるが今のような思想は見られなかったと知人は言う。小泉さんにかわいがられ押し上げられたが、今小泉さんは反安倍の動きだ。難病の潰瘍性大腸炎に悩まされ第1次安倍内閣を放り出した。

ストレスの貯まる仕事は持病に悪い。今後何かあるとすればこれが原因での政権放り出しだとみられている。

そんな安倍総理が何故、力を持ってきたのか。

安倍さんが二度目の頭角を現してきた(?)のは自民党が政権に復帰する時の総裁選だ。地方議員も含めて石破さんがダントツでトップだったが、国会議員だけの2次選挙で石破さんを押さえて安倍さんが当選した。

人気もあり、政策マンだった石破さんに自民党のバカ議員は恐れをなし、真逆の安倍さんを選んで自民党内における自分の立場の安泰を狙ったのではないか。

安倍さんが総裁になり「円高→円安」政策をアベノミクスと称して異次元の量的緩和に踏み込んだ。リフレ派にそそのかされて市場にカネをジャンジャン流せば円高は円安に動く。「当たり前のことだ」と総選挙で新人まで言い出す始末だ。

異次元の量的緩和を渋る白川総裁(当時)に変えて推進派の黒田さんを日銀総裁に送り込んだ。

人事まで口出しして自分のやりたいことをやり出した。

案の定、幸運なことに異次元の量的緩和に市場は反応し円高から円安へ動いた。輸出産業を中心に業績が回復した。さすが安倍さんだと国民は思ったはずだ。

でも主流経済学者は、低金利下での金融緩和策は効果が薄いと主張しアベノミクスには反対だった。しかし、今はその通りになってきた。為替が動くのは世界の政治経済状況に負うところが大きい。アベノミクスではないが、安倍さんは一人で「アベノミクスの第2ステージ」とはしゃいでいる。

しかし、長年円高に苦しんだ日本経済だが、この円安への動きは国民の頭にこびりつき安倍評価の基礎になっている。新聞の世論調査では内閣支持の理由に「他の内閣よりまし」が40%という高率を占める。

安倍内閣閣僚の不規則言動が続き、最後は安倍総理夫妻による森友学園疑惑、加計学園疑惑事件は安倍総理の人脈も絡んだ規制緩和大疑獄事件になるが自民党、官邸も安倍総理擁護に走っている。

安倍総理の長期政権が続けば自分の閣僚のチャンスが掴めると思ったのか誰も安倍総理を批判する者はいなくなった。

それを良いことにバカな安倍総理は「自分は相当な総理だ」と勘違いして長期政権を狙っている。迷惑な話だ。

岸田さんはポスト安倍を狙うが、大宏池会構想を目論む麻生さんも総理復帰を狙っている。

我が儘を押し通す安倍総理、側近連中に鉄槌を下す事を忘れてはいけない。


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