2017年4月5日水曜日

朝日新聞・都民調査を見て:小池新党「都民ファーストの会」は未だ認知されず

朝日新聞(2017.4.4)の本社都民調査を見ると、74%の支持を得る小池都知事が率いる「都民ファーストの会」は未だ認知されていない感じだ。これじゃ国政政党を目指すなんて夢で、日本維新の党の二の舞ではないか。

調査結果で質問事項「都議選の投票をするとしたらどの政党の人に入れたいと思うか」で、自民31%でダントツであるが2位は「都民ファーストの会」で20%、民進7,公明4,共産7を大きく引き離している。

一方、質問事項「今、どの政党を支持しているか」では、自民37%、後は大体順位は同じであるが「都民ファーストの会」は2%と冴えない。共産5より後れをとっている。実績がないのだから仕方ないと言うことか。新聞で報道される候補者を見ても元、前議員、女子アナ、芸能人など知名度を利用した感じだ。政治には素人が議会の過半数を得ることを危惧する都民も多いのではないか。

無党派層が33%いるので「風」によっては小池新党支持と言うことになるのか。

又、小池知事を過大に評価してはいけないのではないか。小池知事支持の理由として、「改革の姿勢と手法」45%、「これまでの知事より良い」34%で政策を挙げた人はたったの8%だ。確かに、舛添さん、猪瀬さん、石原さんに較べればマシだが、この3人でも同時は評価された者だ。

「改革の姿勢と手法」も東京オリンピック、豊洲市場問題で切り込み、都議会、都庁、都政へ「東京大改革」を謳っているのが評価されたのだろう。

「敵を作ってやっつける」政治手法は勧善懲悪で日本人にはわかりやすいが、その収拾には又、努力がいる。いま、小池知事はどう収拾していくか思案のしどころだろう。

小池知事も早く政策で評価されるようになってほしい。


0 件のコメント: