2011年1月6日木曜日

小沢さんはもう過去の人、しがらみを脱し「新しい政治」を目指せ


菅民主党執行部は「小沢切り」に進んでいる、一方で小沢、鳩山さんは「挙党一致」を訴える。政権与党内の権力闘争は、政局の混乱を招き困るのは国民である。民主党内は一向にお構いなしの構えだが、小沢さんはもう過去の人、「小沢抜き」の新しい政治をめざせ。

35万人の民主党議員、サポーターによる菅vs小沢の代表選で小沢さんが惨敗したことで小沢さんの政治生命は終わり、過去の人になったのだ。

確かに先の衆院選での政権交代を目指して民主党に投票した人の大部分は、小沢さんに期待したはずだ。小沢さんの決断、実行力に望みを託した。

しかし、本当に小沢さんに「新しい政治」を期待できたのか。

今、民主党政権は、自ら掲げたマニフェストに、財源不足、現実論から見直しが必要になっている 。今夏までに見直し案を作成すると国家戦略相の玄蕃さんは言うが、このマニフェスト作成に当たっては小沢さんの考え方も大いに取り入れられていたのではないか。

政治主導、対米対等外交、子ども手当、農家戸別補償、予算の根本的な組み替えで財源は確保できる。
「財源はどうにでもなる」と豪語していたのは小沢さんだ。「国民との約束は、守らなければならない」と言いながらも、結果としてうまく行かなくなった。

その一方で、55年体制打破、自民党融解を目指したが、何のことはない自民党から民主党への利権誘導で自民党の弱体化を目指したのだが、自らの「政治とカネ」の問題で悪しき金権体質を民主党に持ち込んでいた。

過去の菅さんとの代表選で、不利が伝えられていたが、「私こそ変わらなければなりません」と宣言し勝利に結びつけたが、一向に変わっていなかった。

そんな小沢さんに「どんな政治」を期待できるのか。

野党は「小沢嫌い」で固まっている。政策もさることながら政局の度に顔を出し、政界再編、連立と蠢いているが、小沢さんに警戒する議員は多い。軒差しをかして母屋を取られる危惧を持っているのだ。

「反小沢」「脱小沢」「小沢切り」などいろいろ表現されている党内抗争も、「そんなことをやっているときではなかろう」と批判続出であるが、「小沢さんとの距離をどう取るか」のしがらみが最大の課題になっている現状では、政界がこぞって、まず解決しなければ先には進まない。

小沢さんを含めた政権与党を認めるのか、小沢さん抜きの政権与党で「新しい政治」を目指すのか。

それは有権者の判断だ。
写真:首相官邸 小沢さんとのしがらみを脱し、「新しい政治」を目指せる基礎固めが必要

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