2011年5月29日日曜日

国会会期末:こんな政治をやってて許されるのか



十分なコンセンサスもないままに政策を打ち出す「場当たり政治」、政権延命のために繰り出す「パフォーマンス」で政権内も戸惑っているようだが、国民は尚更困惑している。こんな政治をやる菅政権、ひいては民主党政権に国政を託して良いのか。

福島第一原発災害でG8サミットの国際会議で主役に躍り出た日本、その代表である菅総理は、国内の情報開示の現状とは裏腹に、「情報公開を徹底する」決意を表明、更には2020年までに1000万戸の太陽光発電」構想まで打ち出した。

菅さんらしいリーダーシップと言えばそれまでだが、海江田経済産業相も記者会見で「初耳」と行ったように、相変わらずの唐突な独断政策の発表であった。太陽光発電は、高額な補助金があっての経済性であり取り組みである。その財源をどう考えるのか。

ソフトバンクの孫さんと会談し、「元気をもらった」と上機嫌であったが、十分にコンセンサスも得ずに孫さんが提唱する太陽光発電構想に安易に乗っかり、国際会議で打ち出した軽薄さは免れない。

G8では、大震災からの復興と財政再建が課題として突きつけられている。

情報開示徹底の決意表明にも呆れかえる。民主党は「情報公開」「開かれた政治」を標榜し政権交代を勝ち取ったが、今回の原発震災対応では、データ隠し、度重なる訂正、内閣参与の思わずのリーク話と、それを躍起になって打ち消そうとする菅政権に、何を信ずればよいのか大いに迷う。

国会で盛り上がっているが、煮え切らない面もある「菅おろし」の動きも、菅vs小沢・野党の抗争の様相を呈してきた。

野党が内閣不信任案を出そうとしていることは分るが、民主党内で「原発震災での対応が悪い」と「菅降ろし」に動いていることに違和感がある。政権与党ではないか、何故党内で議論しないのか。菅総理はG8後の記者会見で、「話し合う用意がある」と政権運営に意気込むが話し合うのではなく、党内で政策議論が出来ないのか。

攻める自民党をはじめとする野党にも責任がある。「嫌菅」ではなく、菅政権のどの点がまずくて、内閣不信任案提出の動機になるのか。外国人からの違法な政治献金、政権交代のきっかけになった民主党マニフェストの何の反省もない見直し、大震災・原発震災の復興・復旧への対応の不手際などが上げられているが、逆に「しっかりやっているではないか」という考えもあるのだ。

こんな大惨事は「初めてのこと(為政者に始めてのことはないという意見もある)」で、誰が総理であってももたつく事ではあるが、細かなことまで自分で決めなければ気が済まない菅さんと、「任せるが、責任はオレが取る」のリーダーシップの差は大きい。

月初めに出されようとしている不信任案提出には迷いがあることも分る。

自民党にとっては、不信任提出→解散→政権奪取だろうが、民主党にとっては代表選で新しい代表を選び内閣改造するか、話し合い決着で内閣改造し、政権維持をはかる事だろう。

しかし、一番の難題は「次の総理が誰か」がはっきりしていないことだ。見通しの立たないままでの内閣不信任提出は国民の納得を得られない。

「菅じゃダメ」「菅じゃダメ」はコダマでしょうか、「いいえ誰でも」思っているのです。

写真:G8後の記者会見で続投に意欲を見せる菅総理 2011.5.29 民放テレビより

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