2012年4月8日日曜日

東京・池上本門寺 春詣に行ってきた


池上本門寺の春詣ポスター
4月7,8日
東急池上線池上駅にて

「春詣」と聞きなれない言葉だったが、7,8日の池上本門寺の春祭りなのだ。石段、五重塔、桜の広場の桜はほぼ満開で、陽気もよかったせいでかなりの人出だ。

大堂内にお釈迦様の像が置いてあり、小さな柄杓で甘茶を繰り返しかけていたが、堂外では長い列ができていた。本殿にも置いてあったが、こちらは人出はバラバラで列をなすことはなかった。

大堂前では野点、桜の広場では花祭りパレードなどが行われていたが、何と言っても年に一回の五重塔特別開帳だ。

大堂まえ


通常、五重塔には中心に芯柱があるが、ここは床下を見てもそれが確認できなかったが、芯柱は2層(階)から上にあるのだという。そうすることにより1階には仏像が安置できるのだ。五重塔で大事なのは1階と一番上の階で、ここにはお釈迦様の本体が置いてあるのだ。

子供のころから、五重塔はクギが一本も使われていないとよく聞くが、これは大嘘らしい。クギはふんだんに使っているそうだ。大修理で分かったことだそうだが、クギ穴は2か所あたというが、1層目はクギ穴が1箇所しかなかったことから、1層目はバラしていないのだそうだ。

石段付近の桜と露天
しかし、地震には強いことは確かだ。築400年で関東大震災にも耐えたが、揺れでだんだん緩んでくるので200~300年に一回大修理するそうだ。ここの五重塔も100年後と今から10年前の2回修理が行われている。五重塔の構造が地震に強いということで東京スカイツリーもこの構造が応用されている。日本の誇るべき技術だ。


五重塔
御開帳


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