2012年4月15日日曜日

開業間近の東京スカイツリー


開業を待つ東京スカイツリー
底面は三角形、上部は丸型
の安定した、美しいフォルム
2012.4.15撮影

 1か月後に開業を控えた東京スカイツリーに行って来た。工事中は何回か見に行ったが、開業間近での東京スカイツリー近辺はどうなっているか見たかったのだ。東武鉄道の業平橋駅が「東京スカイツリー駅」に変更になったニュースは聞いていたが、都営浅草線の押上駅はそのままで(スカイツリーまえ)と括弧書きだ。だから料金表も押上駅のまま。

工事中は押上駅を出て、北十間川に架かる「けいせいばしから」からの眺めが人気があったが、今は北十間川のスカイツリー側の遊歩道も開放になって両岸を散歩できるようになった。日曜日で気候も良く結構な人出だ。

634mとなると高く、コンパクトカメラやケータイでは写しきれないのだろう、地面に這ったり、「無理だな」との諦めの声が聞こえる。

計算尺一本で設計した東京タワーの雄姿に驚いたが、この東京スカイツリーの姿も美しい。角ばったところがないために威圧感も少ない。

底辺が四角形なのが一番安定すると思っていたが、ここは三角形で上に行くほど丸型になる、「そり」と「丸み」のある形が美しさを出しているのだろう。地震にも強い五重塔を参考にしたというだけあって、芯柱になる部分に色んな設備や工夫がされているようだ。

冬には着氷、氷塊が降ってくる
という展望台、窓拭き用のゴン
ドラが設置されていた
展望台の外壁窓に何か付いているのが見えたのでカメラの望遠で確認すると窓拭き用の作業台のようだ。展望台がコマ型になっているので作業員は仰向けで作業するのか。

北十間川に架かる橋の上では、「おしなりくん」が観光客と握手したり、記念写真を撮っているのを、テレビカメラが追っていた。近辺の商店街も東京スカイツリー開業への期待が大きいが、観光バスで乗り付ける観光客が地元商店街まで足をのばすかは疑問だ。

東京スカイツリーに併設される商業施設内で買い物などしてバスで次の観光に行ってしまうのではないだろうか。でも東京スカイツリーの本体の全景を見ようとすれば施設から外に出る必要があるが、観光バスの中から全景を見ることもできるし、観光バスもそういうコースを選ぶだろう。

商業施設にも入れず、観光客も街に出ないでは地元商店街は裏切られたことになる。

付属する商業施設
プラネタリウムや水族館も開設するという。水族館は内陸部で開設すると海水の確保にコストが掛かる難点があったが、人工海水の開発で問題ないらしい。

北十間川にかかる「けいせいばし」
からの眺め
工事中は、ここからの眺めが人気だった
入場券に話題が集中しているが、まだよく事業内容がわからない東京スカイツリーだ。「商売ができるのは開業までだ」という商店の経営者の話が新聞に載っていたのを見たことがあるが、不安も大きい事業だ。

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