2012年7月3日火曜日

消費税増税反対:首謀者が小沢元代表ということで反対を歪曲化するな


野田総理 あなたの責任は
TBS NEWS23
2012.7.2

消費税増税反対を首謀者が小沢元代表ということで反対を歪曲化してはならない。特にこれと言った共有政策もなく、政権交代が可能な二大政党樹立のために寄り合った民主党だから「融和」第一、風雲急を告げる時はバラバラになる恐れがあったが、今現実になってきた。

社会保障と税の一体改革のため「政治生命をかける」と言った手前、党内に反対グループがいるために、野党である自民、公明と協調路線に走った野田総理は、マニフェスト見直し、棚上げで合意に漕ぎ着け、やっと国会提出するが、採決で政権与党の民主党から多数の造反者が出た。

当然のことながら、自・公は「造反者を処分せよ」と要求、野田総理も厳正処分する意向を表明した。

でも、チョッと待った。

反対者には、党内に残留を希望する者もいる一方で、首謀者である小沢元代表の理念に賛同してついていくものもいる。

輿石幹事長を除く民主党執行部、野田総理は「小沢憎し」で厳正な処分を考えているとしたら、それは可笑しい。政権与党内で反対意見を言う者は貴重な存在だ。「小沢憎し」で反対が歪曲化されてはいけない。

確かに小沢元代表には、行動が伴わない。代表、幹事長時代に何をしたというのかなどの批判はある。その批判は当たっていると思う。

しかし、小沢元代表、小沢グループ議員の言う「国民の生活が第一」の理念には耳を傾けるべきである。反対者への配慮のためか、野田総理も後後になって「社会保障と税の一体改革、消費税増税は「国民の生活が第一」の理念に通じるものだ」と言い出した。

今回の離党で、「小沢元代表が出て行った方がせいせいする」とか「これで民・自・公の連立が重要になる」と言うが、小沢グループの言っていることは真っ当な意見だ。小沢元代表抜きなら賛同者も多いはずだ。

小沢元代表の存在で今回の反対を歪曲化してはいけない。
そして、野田総理! あなたの責任はどうなんですか。

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