2016年11月24日木曜日

死語に向かうアベノミクス?:新聞紙上で読む機会が少なくなった

アベノミクスも死語に向かうのか、新聞紙上でも見る機会が少なくなった。最近見たのは数日前に日本商工会議所の会頭だったと思うが「アベノミクスを加速」とか何とか言っていた。

以前と言っても1週間ほど前にリフレ派の指導的立場にある浜田エール大名誉教授が金融緩和策は失敗だったという内容のコメントをしていたことを見たこと(読んでいない)はあるが、今週号の週刊文春でも記事になった。

それによると、金融緩和政策の限界を認め「かってデフレはマネタリー現象だと主張していたのは事実で、学者としては以前言ったことと考えが変わったことは認めなければならない」と言ったという。11月15日の日経新聞の記事を紹介しているようだ。

異次元の金融緩和政策は非伝統的金融政策で劇薬だと言われていたが、日銀にとっては麻薬で止めに止められない状況になってきた。正統派経済学者は低金利下(ゼロ金利)では量的緩和策は効果がないと言われていたものだ。

その実証もされていない金融政策を第一の矢として放ったアベノミクスも破綻しそうだ。

狙った円安もアベノミクスの効果でなくトランプノミクス効果だという。今113円台でどこまで円安になるか。

第二の矢の財政出動、第三の矢の規制緩和策も従来の政策の練り直しで効果の程は不明だ。


安倍総理の経済政策、アベノミクスは破綻に向かっている。日銀も早く出口戦略をとらないと大変な事にならないか。安倍政権をヨイショしている経済財政諮問会議もパットしない。

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