2016年11月11日金曜日

在日米軍の位置づけ?:日本を守るより、自由主義国vs社会主義国の砦では

在日米軍の位置づけが問題になる。日本を守ると言うことよりもアメリカを中心の自由主義国vsロシア、中国、北朝鮮の社会主義国の砦になっているのではないか。日本にも抑止力に期待するところはあるが、寧ろアメリカの効用の方が大きいのではないか。

そう思うのだけれど、トランプさんは「日本を守るため犠牲になっている」と言い、「駐留費の100%を負担しろ、でなければ撤退する」と強迫する。

しかし、米軍が日本から撤退したら困るのはアメリカの方ではないか。今まで「日本のため」と思えたことはない。中国が尖閣諸島の領海侵犯をしていることにも明確な声明を発表していなかったが、最後には「安保条約の範囲内」と渋々認めた。

原因はオバマ大統領が日本の対中国問題で関わりたくなかったのだ。

その一方で、中東で紛争が激しくなると沖縄、佐世保駐留の米軍が出動している。南沙諸島もそうだし、北朝鮮の動きが激しくなると出動している。

自由主義vs社会主義の構図の中での在日米軍の位置づけは大きい。昔、中曽根さんが「地図をよく見ろ。日本はロシアに対して米国の砦になっている」と発言したことがあるが、その通りなのだ。

米国は自国の外交、軍事の半分を日本に負担させているのだ。日本は思いやり予算を含めて年間7300億円負担、一方アメリカの予算は55億ドル(5800億円)だ。米軍人の生活、娯楽費、グアムへの移転費の多くを負担している。

亀井静香さんが、トランプさんと会談のために訪米しているが、どこまで主張出来るか。安倍総理はAPEC出席の途中の17日にニューヨークでトランプさんと会談するという。


米国追従を止め、どこまで日本の立場を主張出来るか。言い合いになって平行線では中国、ロシアの思うつぼだ。

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