2016年11月17日木曜日

どうなる安倍ートランプ会談:会談出来たことに意義があるのか

そんなに急いでどうする安倍―トランプ会談、内容より会談出来たこと自体に意義があるのか。政権は4番目の早い段階での会談と評価するが、どうなるか。本心を探ることになるのだろうが選挙後、分断から融和へ、更に融和ということもある。

亀井さんやメデイアは「組みしやすい」と言うが、そうだろうか。アベノミクスはグローバル対応、円安、株高だがトランプノミクスは反グローバル、保護主義、ドル安、株高だ。真逆ではないか。更にFRBは利上げを匂わす。

新聞では、政権移行チーム内もドタバタしているようで重要な外交、安保担当が離脱したという。共和党内でも主流派とは一線を画しているようで協力は得られないから身内で閣僚を固めるとも言う。

これは反トランプに火を付けるだろう。過去にケネデイ-さんの時に弟が司法長官に付いたが、このときはメデイアは喝采だった。

経済の舵取りも大変だ。法人税を大幅に下げる一方、1兆ドルの財政出動では安倍政権の政策と同じではないか。違う点は米国に「債務上限法」があり、議会の承認を得なければ赤字財政を増やせない。

議会の協力が得られなければデフォルトの危険もあるのだ。

欧州経済にも影響しそうだ。ドイツ銀行が米国から巨額な賠償を突きつけられ和解に向かっているらしいが、トランプさんの事業のメーンバンクがドイツ銀行だという。どうするのか。

また、在日米軍の費用を全額持てとも言う。今、日本が思いやり予算を含め7600億円ぐらい負担している。娯楽費や雇用費も負担しているのだ。米国は5500億円ぐらいではないか。出さなければ日本を守れないと言うが、今まで日本を守った事があるのか(抑止力は認めるが)。

逆に資本主義国vs社会主義国の構図で米国の片棒を担いでいることをどう評価しているのか。

一方で日本は米国に15兆円もの輸出を行っているようだ。米国内産業、雇用を害していることは想像出来る。しかし昔は輸出は比較優位の原則だったが、今はそうはいかない。

政策が合わなければ突っぱねろ。最初が肝心だ。



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