2017年3月9日木曜日

今日のテレビを見て(2):皆が持っている傷を治す驚くべき「Muse細胞」

Muse細胞
テレビ朝日 報道ステーション 2017.3.8
テレビ朝日(2017.3.8)報道ステーションで驚くべき夢の細胞、「Muse細胞」のニュースが流れた。皆が持っている傷を治す細胞だが分化して心筋、神経、肝臓、血管、皮膚などの組織を修復するらしい。おまけに治験も進んで2021年には実用化の段階を迎えるという。

報道ステーションの画面にES細胞、iPS細胞の写真が出て来たので、又何かあったのかと見ていたら今度は希望の持てる夢の細胞「Muse」細胞の紹介だった。

テレビには東北大の出沢先生がわかりやすく説明されていた。生体は本来自分を直そうとする力を持っているが、最大限利用すると新しい医療を切り開くことも出来るのだという。

更に研究は進んでいて来年度から「治験」が始まり、生命科学インステイツートの木曽さんは2021年以降の実用化を目指しているとも言う。

iPS細胞と異なりガン化も防止でき拒絶反応も起きにくく他人のものも使用が可能で再現性もあると言う。iPS細胞でも弱点とされ改良が加えられている課題をクリアーしている事になる。

テレビのメインキャスターが「それぞれが持っている細胞だからそれで良いのではないか」と質問すると出沢先生は「大きな傷害が起きたときは自前のMuse
細胞では追いつけずたくさんの適切量のフレッシュな細胞を投与する必要があるのだと説明された。

Muse細胞の分化 報道ステーションより
組織が傷つくとSOSシグナルが出てMuse 細胞を投与すると行った先で組織に応じた細胞に自分から分化し心筋、神経、肝臓、血管、皮膚などを再生するらしい。

これこそ、ES細胞、iPS細胞を越える細胞ではないか。出沢先生に拍手だ。13年前からの研究と聞いていたが何故、もっと早く成果を発表しなかったのか。そうすればSTAP細胞などに迷わされなかったはずだ。


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