国民は、反立憲、反民主の安倍政権に違和感を持っていたが、安定政権と言うことを考えると自民党政権を選択するしかなかったのではないか。
2016年の参院選結果は自公で過半数、2/3議席確保の勢いで野党は振るわなかった。その要因を考えると政権批判の受け皿として野党が一致出来なかったこと、民進党内に路線対立があり不安定さをさらけ出したことと民共協調が最後まで理解されなかった事ではないか。
自民党は相変わらず憲法改正を争点隠しし民進党は「2/3ダメ」作戦で憲法改正に抵抗したが争点にならなかったためにその意義を明確にすることが出来なかった。テレビの情報番組でも「2/3って何」と笑う若者が印象的(?)だった。
今回の争点の1つであるはずの「消費税増税先送りの是非」も「アベノミクスの道」を進めるという誤魔化しで社会保障の財源が議論されることはなかった。
でも野党は、「アベノミクスは失敗」と経済政策の転換を訴えたが評価はどうだったのか。
選挙期間中、安倍総理は一貫して「民共を野合」と批判し続けた。共産党が議席数を増やすことを警戒してのことだろうが、憲法改正だって自公では温度差が大きい。これだって「自公は野合」と言えば言えるのではないか。
選挙前から今回の参院選は「野党にまとまりがない」とメデイアからも指摘されていた。
そういう状況で「野党に政権」は困難だろう。国民は安定政権として、仕方なく「自民党政権を選択」したことになるのではないか。
0 件のコメント:
コメントを投稿