2016年7月24日日曜日

東京都知事選(6):私も40%の無党派層、誰に投票するか決めなければ

知事選も政策もさることながらスキャンダル合戦、有名人頼りになってきたが、メデイアの調査では無党派層が40%を占め、自民党支持層を上回り、「支持する政党なし」が最大党派だという。私もその40%に含まれる。31日まで後1週間、「悪さ加減の少ないのは誰か」の基準で投票先を決めることになるのか。

新聞報道では、「小池、鳥越先行、増田追い上げ」から「小池、増田先行、鳥越追い上げ」に変わった。

鳥越さんは「政策なし?」、不倫スキャンダル報道で支持票を逃がしているのか。大きなスキャンダルだ。有名弁護士を立てて告訴したと言うが、もう遅い。鳥越さんはそもそも毎日新聞社でも主流ではなく、テレビのコメンテーターなどで活躍していたジャーナリストで、言えばメデイアに作り上げられたジャーナリスト像とでも言えないか。

「聞く耳を持った知事候補」と言うし、「三方良し」から「四方良し」にスローガンも変えた。

小池さんはメデイアを上手く使っての選挙戦だが、もう鼻につく。都政の透明化を訴えていたかと思うと故・黒川紀章さんが採用した選挙カーのマネをしている。「政治とカネ」では多くの問題を抱えているようだし、ある団体との交流も問題になっている。記者会見では「問題ない」というが有権者はそうは思っていない。

増田さんも知名度の点で後れを取っているのか、街頭演説では「私が増田です。本人です」と声を張り上げていた。政策では抜きんでているだろうが、「東京一極集中」をどう改善し、東京の未来をどう考えているのか分からない。私の年齢層では「地方へ移住しろ」と言われている。

でも3人共に政策はそんなに大きくは変わらないだろう。景気、雇用対策、少子高齢化対策、福祉対策などでは優先順位をどうするか。東京オリンピック、パラリンピックの費用負担は大きな問題でもあるし、肝心なのはオリンピック後の東京だ。2~3兆円と言われる建設、運営費で東京の負担はどうなるか。喜んだのはオリンピック利権者、アスリートで借金地獄で苦しめられるのは都民だ。
オリンピックをやらなければ、待機児童問題、高齢化、介護に投資できるのではないか。東京湾岸の都有地をどう再開発していくかがオリンピック事業とミックスされているようだが無理な開発行為は利権者が潤うばかりだ。

3人の候補者が共に首都直下地震対応を訴えている。万一起きれば地盤沈下、2m越える津波での被害がどの程度になるのか。開発行為が大きな負担にならないか。

どの課題を優先し、どういう工程で解決していくのかは実際に知事に選ばれて、登庁し、担当者と会合することにより明らかにされてくるのだろう。

でも、私たち有権者は31日までに投票先を決めなければならない。「悪さ加減の少ないのは誰か」、消去法で残る候補者は誰か。

31日まで、悩みは尽きない。


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