2016年7月7日木曜日

今日の新聞を読んで(5):知事候補の増田さんの悩み「日本のブラックホール東京」?

東京都知事候補者に名前が挙がっている元・岩手県知事で総務相経験者の増田さんだが、出馬に当たっては悩みがあるのだ。それは増田さんの持論(?)である東京一極集中への批判、「日本のブラックホール東京」現象に対する東京のビジョン作りではないか。

小池さんが先出しジャンケンで先行している東京都知事選候補者だが、一方の元岩手県知事の増田さんは特別区長会や市長会の代表から出馬要請を受けるが「重く受け止めたい」と含みを残した返事しか聞こえてこないが、当初は「相当の覚悟がいる」とも話していた。

私は増田さんの話が持ち上がった時、直ぐ思いついた。

東京へ田舎から若者が集まり田舎は人口減少で約890自治体が消滅の危機にあると言うセンセーショナルな報告だった。若者、企業が集まる東京も出産や子育てが難しい。年を取ると住みにくくなるので「高齢者は地方へ移住しろ」とも言う。主要点は地方創生なのだ。

では、東京をどうするのかのビジョンは示されていない。それを示さなければ都知事候補としては不適であると自分のブログで指摘した(下記ブログ記事参照)。

大手メデイアは何故、報じないのかと思っていたら最近テレビの情報番組で増田さんの主張を紹介していたが、朝日新聞(2016.7.7)の「天声人語」が記事にした。

それによると、増田さんが東京のトップになる事に驚きの声を上げている人が多いようだ。「東京を如何に小さくするか」と問うていた人間がどんな政策を打ち出すのか。

東京縮小計画、若者放出数値目標を掲げたらどうかと提言している。

小池さんも「冒頭解散」「利権追求チーム」「舛添さん疑惑での第三者委員会設置」を掲げたが情報番組は早速専門家を交えての賛否両論だ。

私は都議会への宣戦布告と直感したが、増田さんも東京ビジョンを誤ると失墜は早いのではないか。

久しぶりに政策論争になるなら楽しいが。

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2016.7.2掲載

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