2016年7月12日火曜日

鳥越俊太郎さん出馬へ:アウトサイダーからインサイダーで「流れ」を変えるという

東京都知事選の選挙ポスター掲示板設置
2016.7.12
東京都大田区久が原で
「昨日夕方出馬を決めた」と鳥越俊太郎さんが記者会見した。今までアウトサイダーに身を置いていたがインサイダーで「流れ」を変えるという。参院選の結果を見て時代の流れが変わっていることが分かり「元に戻す」必要があると感じたのだ。鳥越さんも76歳、戦争を経験した最後の世代なのだ。黙ってはいられないのだ。

東京都知事候補は二転三転、鳥越さんの出馬で4党統一が出来るのか。枠組みには拘らないと言うが「勝つ」ためには必要と他の候補者も条件を匂わす。小池さん、増田さんの出馬で自公は分裂、民進党も都連は古賀さんに出馬を要請していたが、鳥越さんが直接民進党本部に意向を伝えたために古賀さんは出馬を断念した。

12日の会見場にも古賀さんが顔を見せ、固い握手が続き古賀さんも4党統一を訴えた。できすぎた演出で予め予定されていたのだろう。鳥越さんと古賀さんの関係を国民に示したことになる。

鳥越さんもメモには目をくれず、3つの問題点を挙げて公約にしたいらしい。

1つは舛添さんが「政治とカネ」でつまずいたことを考え、「税金の使い方」を上げた。都民も納税者意識を持つべきだという。「住んで良い、働いて良い、環境に良い東京」を目指すという。

二つ目は、オリンピック、パラリンピックに全力を尽くし、輝く東京を世界に発信すると言う。しかし、待機児童、保育所、貧困立、格差、少子高齢化と問題は山積している。子育ての出来る環境整備が重要だ。

三つ目は、あえて出馬する気になったことだが、参院選を見て時代の流れが変わってきた。「元に戻す」必要があるというのだ。

自分は今、76歳、戦争を知っている最後の人間だ。憲法改正の動きは止めなければならないという。

鳥越さんは今までアウトサイダーとして現場一筋を貫いてきたが、インサイダーになって流れを変えようと思うのだ。 
鳥越さんは以前、報道番組でコメンテーターを勤めていたが最後の頃はコメントにチョット違和感を感じたこともある。しかし、76歳で持病もものともせず果敢に挑戦する姿に感動した。

これで、宇都宮さんが辞退すれば、もう決まったようなものだとの観測も流れている。増田さんも一極集中を批判していた事もあり都民が納得の行く東京ビジョンを示す必要があり、小池さんは自民党に包囲網を敷かれた。

明日はまだ、目が離せない東京都知事候補者選びだ。安倍政権にパンチを食わせたい所だ。


0 件のコメント: