都知事選 ポスター貼りは小池さんが一番 2016.7.14 16時 東京大田区久が原にて |
14日の新聞ニュースは「陛下の生前退位」がトップニュースになり都知事選のニュースを食った感じだが、何やら争点化するのを恐れた政権筋からのリーク記事のような感じがする。何故、明日ではダメだったのか。
候補者を見ると小池さんは自民の推薦を取り下げ、完全にフリーでの戦いらしい。自民党は分裂し小池さんを推す党員、親族を含め除名処分の可能性を匂わす通達を出した。何やらどこかの国に似てきた。
増田さんは自民党の推薦を受け、希望通りの体制にはなったが、東京一極集中を批判し、岩手県知事経験者だ。「東京のことは東京に任せろ」と石原さんに言われ元宮城知事だった浅野さんが惨敗した事がある。東京都民にどう受け止められるか。
そして、一番モタモタした野党4党の動きは石田さん、宇都宮さん、古賀さんが辞退して究極の後出しジャンケンと小池さんに皮肉られた鳥越さんが声を上げた。
政党からの依頼ではなく、「自ら手を上げた」事を強調した。昨日の夕方決めたと言うだけあって記者から「公約がないこと」を心配する声も出ていたが「公約はある」とキッパリ言い切った。これから出していくのだろう。
宇都宮さんは最後まで「出馬」を匂わせていたが、夜になって出馬辞退の会見をやった。市民団体、共産党の推薦で先の都知事選では98万票を取ったのだろうが共産党が抜ければ市民票は20万票程度ではないか。とても勝ち目はなのだ。
新聞に載った3候補のスローガンを見た。
小池さんは「東京大改革」、都議会の透明化など都民vs都連、都議会の構図を鮮明にしている。スローガンでは都民の共感を得るのは間違いない。でもメデイアを意識した今までの行動は感心できない。増田さんが「劇場型」と批判し謝っていた。
増田さんは「混迷に終止符」、舛添さんの「政治とカネ」、オリンピック関係で都政は混乱した。早く終止符を打って正常な都政に戻したいのだろうが、問題山積だ。
鳥越さんは「ガン検診100%」、自らの病から一番感じている事なのだろうが、もっと他に言うことはなかったのか。新聞記者だったので政策のツボは知っているだろう。
3人共に首都直下型地震による防災対策を上げている。確か先日、震度6強の揺れの確率も発表された。油断大敵だ。
14日朝のNHK「おはよう日本」では解説員が都政への信頼、少子高齢化は地方以上に深刻、インフラの整備も必要と問題山積を指摘していた。
4年で3回という異例の都知事選、最近では「政治とカネ」のスキャンダルで2人が辞任した。
今まで、人気、知名度で候補者を選び批判の目が出ていたが、「やっぱり知名度か」と思わざるを得ない東京都知事選だ。
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