東京都知事選の興味は、小池さんの当確が開票直後の午後8時か、10時頃になるか。増田さんが追い上げ不足なら開票直後になるが、接戦が予想されれば午後10時頃か。
小池さんは緑のカラーに統一し、他の2候補に比べてメデイアを上手く使った選挙戦はさすがと感心するが鼻につく。メデイアは絵になるので重宝したのだろうが依怙贔屓の感が強い。
それに自民党の冷たさ、虐め、1人の戦いは同情を買い、東京大改革のキャッチフレーズは好感を持たれる。舛添さんの不祥事とそれをめぐる都議会の右往左往する対応は、「冒頭解散」の必要を感じたものだ。
増田さんも追い上げていた感じがするが、応援に駆けつけた自民党の有力議員も名前をまともに言える人はいず、増田さん自身が自分の正しい名前を連呼する必要があった。そして応援によんだはずの石原慎太郎さんの小池さんへの口撃は寧ろ女性の反感を買った。
一端の政策を訴えていたが、東京一極集中を批判した手前、どう「東京を作り直すか」が見えてこなかった。県知事経験を「実務型」と訴えたが、神奈川県知事だった松沢さん、宮城県知事だった浅野さんは理由は色々あるが石原さんを相手に叶わなかった。
鳥越さんも後半頑張ったが、最初の「政策なし」の印象がつきまとい、「住んで良し、働いて良し、環境に良し」「学んで良し」更に「4つのゼロ」を訴えたが遅かった。原発ゼロは宇都宮さんのサプライズ応援を期待したかに見えたが叶わなかった。
一番の失点は不倫報道だろう。著名弁護士を介して地検に告訴したと言うが、寧ろ自分の声で説明すべきではなかったか。ジャーナリスト出身だから「聞く耳を持っている」と豪語していたが疑問符がついた。
中央大の佐々木先生は、都知事に誰がなっても70点の都政は取れるという。だから今までパフォーマンス優先型の知事が就いたが都政は何とかなっている。舛添さんが50点以下だったのは落第なのだ。
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