2016年7月12日火曜日

民意を反映しているか、各党の獲得議席数:参院選は合致も衆院選は異常な乖離

選挙のある度に民意を反映しているかと気になるが、今回の参院選での各党獲得票と獲得議席数はほぼ合致するも、衆院選は異常なほどの乖離がある。要因は衆院選が小選挙区比例代表制にあるのではないか。

今、主に弁護士らによる1票の格差問題が最高裁まで争われているが民意を反映しない選挙制度に問題が多いのではないか。

衆院選では各党獲得票数と獲得議席数を考えると、自民党と民主党を比較したことがあるが獲得票数に大きな差はなかったが、議席数には大きな差が出ていた。自民党関係者は喜色満面の会見、野党は何時もシュンとしている。

ところが今回の参院選を見ると、選挙区での各党の獲得票数割合と獲得議席数の割合は以下の通りだ。

自民党 獲得票44.5%、獲得議席 49%、民進党28%、29%、公明党 8.4%、9.6%、共産党 8%、1%、お維新の会 6.5%、4%。

比例区は同じように自民党36%、43%、民進党21%、25%、公明党13%、16%、共産党10.7%、11%、お維新の会9%、9%だった。

民意は反映しているようだ。民進党の党内不透明、統一できないことに内部問題を含んでおり、政権を担える党ではないし野党を引っ張って行く党の力はない。

次の衆院選まで野党が体制を整えられるかが問題だが、安倍総理が急いで衆院を解散すれば野党のバラバラは顕在化し潰される危険がある。

衆院の今の選挙制度を見直し中選挙区制に戻す事に賛成だが、自民党政権は反対だろう。


民進党が党内を早急にスッキリし国民の支持が得られる体制作りをやって欲しいが、9月の代表選は揉めるだろう。いやな姿を国民の前にさらす事になるだろう。

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